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オーレベルマーレ#665:諸行無常の奥ゆかしさ


終了間際に得たコーナーキックにゴールキーパーも攻撃参加。勝ち点への執念を見せる
 禍福はあざなえる縄の如し、とはよく言ったもので諸事いいことばかりは続かない。スポーツもTVゲームではあるまいし勝利ばかり続くものではない。何よりもエンターテインメントの観点から見れば、「禍」は「福」を「福」たらしめる必要な因子であり「禍」がなければ「福」は有り難くも面白くもない。そして人生、苦あれば楽あり。
 これまで9戦無敗の湘南に初黒星がついた4月27日の第10節。ホーム平塚で対峙したのはエンブレムに「葵の御紋」をあしらう水戸。クラブ名はホーリーホック(葵)。
 開始早々、先制点を決めたのは水戸、平塚市立江陽中学校出身のロメロ・フランク。その後は一進一退。前半終了間際、待ちに待った同点弾は「平塚の男」、市立金旭中学校出身の馬場賢治。その華麗なゴールは曺監督に「今年の23点の中で一番美しい」と評された。結局、後半終了間際の失点で今季初の敗北を喫することに。だが「負けても楽しめた」と各方面から聞こえる試合だった。
 そして第11節のアウエー愛媛戦も同スコアで黒星がついた。この「禍」の長さは知る由もないが、「福」は巡ってくる。短くても、長過ぎても次が楽しめるのは間違いない。

本紙編集部 櫻井雅之
写真 今井直司

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