バニューシネマパラダイス バニューシネマパラダイス:シーン7『007 スカイフォール』 2012.12.14 Post Share Line この記事のタイトルとURLをコピーする 『007 スカイフォール』 2012年 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 監督:サム・メンデス 脚本:ジョン・ローガン/ニール・パーヴィス&ロバート・ウェイド 出演:ダニエル・クレイグ/ハビエル・バルデム/ジュディ・デンチ ほか 109シネマズ湘南I MAXシアターほかにて、公開中。 「カジノ・ロワイヤル』から開幕した、ダニエル・クレイグの新生ボンドシリーズ三作目は、前二作が連続したストーリーなのに対して、新章突入といった趣。シリーズ開始50周年を記念した本作には、過去作への目配せも巧妙に配され、ファンなら思わずニヤリとさせられる趣向が満載だ。ボンドガールにも、心憎い仕掛けが施されている。だが、本作での真のボンドガールは、ジュディ・デンチ演ずるボンドの上司・Mであろう。Mに裏切られたと思いこむ元諜報部員シルヴァの罠によって、次第に組織から孤立していくMと、単身彼女を守ろうとするボンド。天涯孤独なふたりの諜報部員にとって、Mは唯一、母なる存在である。つまり、本作はひとりの母をめぐる、ふたりの息子の確執なのだ。非情な顔の奥底に深遠なる母性を湛えたジュディ・デンチの御尊顔は、物語が佳境に進むに連れて神々しいまでに輝いてみえる。御年77歳のボンドガールの誕生に喝采を送りたい。 文とイラスト:竹内清人 1968年生まれ。 映画宣伝を経て、『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。 現在、平塚の片隅(馬入あたり)で執筆活動をつづけている。 Post Share Line RSS feedly 源平とその周辺:第33回 高綱の決意 前の記事 ペット自慢:メルくん 次の記事
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