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平塚市漁業協同組合、植樹イベントを実施

母なる海、というが、海に注ぐ河川のルーツはある意味で山にある。山から河川を下り海に出た植物プランクトンは海洋の生態系に多少なりとも影響を与えるためだ。今なお、漁師にとって山は大切なもので、古くからの漁師には、今も山の神に詣でる人がいるという。そんな縁もあってか、平塚市漁業共同組合は公益財団法人かながわトラストみどり財団と県湘南地域県政総合センターのサポートで、先月18日、植樹イベント「海を豊かにする緑化活動」を実施した。
 現在、漁協の組合長を務める後藤 勇さんと同センター職員の一人は昔馴染みの間柄。久々に再会した際に植樹の話が持ち上がり、すぐに植樹は実現に至ったという。当日は漁協関係者、漁師、財団関係者、県職員など30人程が参加した。今回植樹をした土地は全国植樹祭2010で植樹が行き届かなかった秦野市戸川の土地。平塚市から相模湾に注ぐ花水川のルーツの一部が秦野にあることから植樹場所を決めた。植えられたのはケヤキ、キハダなど合計150本。植樹自体は1日で終わるが、今後は定期的に草刈り等の手入れをする必要がある。継続してこそ、植樹に本当の意味が生まれる。漁協の伏黒哲司さんは「特に若い漁師さんはなかなか山のことまで興味は持てないと思うが、植樹場所から相模湾も見えますし、少しでも山のことを考えるきっかけになれば」と1人の海の男として話す。
 今回、彼らは自分達の海のために団結し、敢えて畑違いの山に登った。植樹した樹木が一人前に育つには、50年、100年といった時間がかかる。未来へ向けて、海を守るため、彼らの取り組みは続く。

(文/編集部 名久井 啓祐)

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