バニューシネマパラダイス バニューシネマパラダイス:シーン18『フィッシャー・キング』 2013.06.28 Post Share Line この記事のタイトルとURLをコピーする 監督:テリー・ギリアム 脚本:リチャード・ラグラベネス 出演:ロビン・ウィリアムズ/ジェフ・ブリッジズ/アマンダ・プラマー ほか ソニー・ピクチャーズエンタテインメントより、Blu-ray発売中。 ファンタジー映画が好きだ。だけど、剣と魔法の世界や伝説の竜や時計を手にした白兎が出てくる物語より、現実社会の間にするりと入り込むようなほろ苦いファタジーが。テリー・ギリアム監督の描くファンタジーには、深刻な現実とそれすら嘲笑うかのようなシニカルな匂いが満ちている。過激なトークが売りの人気DJジャック・ルーカスは、自分の不用意な発言がきっかけで起きた銃乱射事件によって転落する。それから三年、自堕落な生活を続ける彼の前にホームレスのパリーが現れる。大学教授だったパリーは、銃乱射事件で妻を失い、精神に混乱を来していた。ジャックはパリーに償うために、彼が好意を抱くリディアという女性との恋を成就させようと骨を折る。グランド・セントラル駅の構内でパリーがリディアの姿を見つけた途端、通行客が一瞬にしてワルツを踊る大群衆と化すシーンは本作の白眉だ。ファンタジーとは、過酷な現実に立ち向かうための武器なのだ。 文とイラスト:竹内清人 1968年生まれ。 映画宣伝を経て、『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。 現在、平塚の片隅(馬入あたり)で執筆活動をつづけている。 Post Share Line RSS feedly 源平とその周辺:第55回 義経の家臣 前の記事 セ・リーグ公式戦7/2開催「平塚戦」を鈴木尚典氏(選手OB)が語る 次の記事
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