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二宮に太陽光発電所が完成土地の有効活用とエネルギー問題の解決を目指す

 二宮町山西に「湘南二宮 おひさまソーラー発電所」と名付けられた太陽光発電所が完成した。約2500㎡の土地に420枚の太陽光パネルが並ぶ同発電所は、年間約10万kWhを発電でき、約31.1tのCO2を削減できる試算だ。発電した電気は全て東京電力へ売電する。
 発起人代表を務めるのは元大磯町副町長の吉川重雄さん。利用した土地は吉川さんの義母である二見美穂子さんの土地。川勾神社の臨時駐車場として使用したり、町の団体などに無償で貸し出したりしていたが、常に需要があるわけではなく、有効に活用しているとは言い難い状態だった。土地の活用方法を検討する中で太陽光発電システムの設置が案としてあがった。吉川さんは「根底にあるのは3.11」と話す。福島の原発事故を発端とするエネルギー問題に対し、国民一人一人が取り組まなければならない状況の中、脱原発に向かうための代替エネルギーを生み出せる太陽光発電施設は格好の事業だった。同時に「農地の活用方法としても」と吉川さん。このまま農家の高齢化が進めば有効活用できなくなった農地が増えていく可能性が高い。一定の収入が得られる手段として、農地をアパートにする、市民農園にする、などの選択肢の1つに太陽光発電施設が加わればと考えている。
 一般家庭の規模であれば、太陽光発電システムを導入することで行政から補助金が出る制度もある中で、一家庭以上の中規模の事業への補助金制度はないという。4000万円を超えるという今回の事業資金もさがみ信用金庫からの融資が大部分を占める。吉川さんは「今回の取り組みが、農家がやってみようと思えるようなモデルケースとなり、幅広い補助金の対象となるようなきっかけとしたい。みんながやるようになれば必ず変わる」と期待を寄せる。

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