バニューシネマパラダイス バニューシネマパラダイス:シーン35『クロッシング・ガード』 2014.04.11 Post Share Line この記事のタイトルとURLをコピーする 『クロッシング・ガード』(1995/アメリカ) 監督・脚本:ショーン・ペン 出演:ジャック・ニコルソン/デヴィッド・モース/ロビン・ライト 他 ワーナー・ホーム・ビデオより、Blu-ray発売中。 今回は忘備録。新しい企画を考えている。大切なものを失い、心に深い疵を負ったものは、その先の人生にどのように折り合いをつけて生きていくのか。克服、ではない。飽くまでも、折り合い、である。人とは本来、忘れることで救われる生き物だ。だけど、忘れ得ぬ痛みや哀しみも確実にある。ましてや、失われたものと最後に過ごした時間が悔やまれる場合はなおさらのこと。明日という日常が当たり前に続いていれば、また笑い合えたかもしれない。だけど、今はもう許すことも許されることもない。それでも、生あるものはその人生を全うしなければならない。それだけが帰らぬ人へ報いる唯一の方法なのだ。『クロッシング・ガード』は、飲酒運転の交通事故で幼い娘を亡くした父と、その罪を償い釈放されてきた加害者の男が過ごす72時間を描いた物語だ。72時間とは、父が娘の復讐のため、男の命を奪うまでに与えた猶予だ。憎悪と贖罪――ふたりの男が苦悩の末に見つけた“それからの人生”が胸に刺さる。 文とイラスト:竹内清人 1968年生まれ。映画宣伝を経て、『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。 現在、平塚の片隅(馬入あたり)で執筆活動をつづけている。 Post Share Line RSS feedly 源平とその周辺 第2部:第17回 捕らわれた静 前の記事 水源を守る「植林」地域に根付く金目エコの活動 次の記事
コメント