
平塚市は5日、私立平岡幼稚園(堀田利久園長)に対し、環境保全に自主的に取り組む姿勢を評価する「わかば環境ISO」の証書を交付した。同ISOは平成14年に導入された平塚市独自の制度で、これまでに全ての市立小中学校・幼稚園の48校(園)と私立幼稚園4園が参加。同園は2年振りの新規参加者になる。当日は落合克宏平塚市長、金子 誠教育長らが来園し、園児らには証書とメッセージカードが手渡された。
同ISOに参加するための基準のうち、省資源・省エネなどの共通項目に加え、独自の取り組みとして敷地内でのビオトープ作りに力を入れている同園。6年ほど前に、日本生態系協会によるビオトープに関する講演を聴いたことをきっかけに、ものは試しと園から少し離れた研修センターでビオトープづくりを始めたという。当時は全くの未経験者だったという副園長の堀田佳之介さんは、現在では2級ビオトープ計画管理士、2級ビオトープ施工管理士などの資格を取得するほどで「すっかりビオトープづくりにのめり込んでいます」と笑う。最初は研修センターだけにあったビオトープだが、園児の父母らにも協力を仰ぎながら拡大していき、今では園庭にも2カ所の池を造成。整備を進めながら今までに観察できた生物は「正確にカウントしたわけじゃないがかなりの数」と堀田さんは話す。
今後は「園内だけでなく、同じ地域や市内にある他のビオトープとのネットワーク化を考えていきたい」という堀田さん。来園した落合市長に対して「園内で見つかった生物の中には他の環境で生息し、たまたま園に来た種もいる。園内だけでなく、周辺との連携を取ることで本当の意味で自然を守ることができる。市としても後押ししてほしい」と訴えていた。

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