
旧吉田茂邸の再建工事が今月中に開始されることを受け、大磯町は7日、「旧吉田茂邸再建着工・御礼と報告の会」を開催した。同邸は吉田茂元首相の本宅としての歴史的価値の復元に重点を置きつつも、博物館的機能を兼ね備えた施設として再建され、来年3月に完成を予定している。
旧吉田茂邸は、明治17年に吉田 茂の養父が別荘として建てたもので、氏が昭和19年頃から、昭和42年に死没するまで過ごした場所だ。平成16年頃から歴史的な価値のある邸宅を保存しようという機運が高まったが、整備計画を検討する最中の平成21年3月に原因不明の火災で焼失してしまう。その後、町と県は二人三脚で再建への取り組みを開始。利活用の方針などを共に検討していく中で、再建費用についても基金を設立、先月22日の時点で約2億9,777万円が集まっている。再建される建物は玄関ホールや食堂に加え金の間、銀の間と呼ばれる部屋などの他、博物館機能を加えたものになる予定。延べ床面積は約740㎡としている。
当日の式典には吉川伸治神奈川県副知事、中﨑久雄大磯町長、河野太郎衆議院議員らが出席、約70人の町内外の関係者らが集まった。この中で中﨑町長は「焼失から6年、全国、全世界から再建への強い意志をいただき町民のみなさんとスタートの日を祝えることを誉れに思う」と挨拶。その後町が制作した吉田 茂のオリジナルビデオの上映、工事予定地の見学会などが行われた。
【写真上】工事現場を見学する参加者
【写真下】完成予想図/挨拶する中﨑町長
ニュース
コメント