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県内初の中高一貫校、初の「6年」を迎え 東京大学など国公立に2割超の生徒が合格

0320 2面 平塚中等
 「神奈川県初の公立中高一貫校」として平成21年に設立された県立平塚中等教育学校(平塚市大原)で14日、初の卒業式が行われ、第1期の卒業生約150人が送り出された。新設かつ中高一貫という性格上、最初の卒業生を出す6年が経過して初めて、学校が外部評価される判断基準の1つである「進路実績」が生まれるが、その基準で言えば彼らは今年度、「県内でも有数の進学校」という成果を残している。
 国公立大学後期日程試験の合格発表は3月下旬のため最終的な結果ではないが、現時点(3/17現在)では、東大、一橋大、東工大、横浜国大、首都大、横浜市大など国公立に30人が合格。私大の合格先としては、いわゆる「早慶上智、明青立法中」が名を連ねる。特に国公立に関して、人数比で見てみると5人に1人以上、20%超という割合で合格者を出したことになる。
 但し、今年度の進学実績のみならず他の様々な活動においても、また他学年の生徒も、顕著な成績を残してきた。例えば、ロボットを設計・製作して競う世界大会の日本代表に選ばれた生徒や、全国高校囲碁選手権大会で全国上位に入賞した生徒、ダンスコンクールで全国1位の文部科学大臣優秀賞を受賞した生徒、全国物理コンテストで全国選抜に選ばれた生徒……等々、その1つ1つが「取材対象」ともなり得るほど輝かしい成績だ。では、それらの成果を残した彼らが学校生活を送る平塚中等とは、どのような学校なのか。
 中高一貫校の普遍的な特色としては、「高校受験がない」という点が挙げられるように、同校では1~2年次を「基礎・観察期」、3~4年次を「充実・発見期」、5~6年次を「発展・伸長期」と3期に分ける。そして6年間を通じて「表現コミュニケーション力」「科学・論理的思考力」「社会生活実践力」の3つの力を育成し、豊かな人間性とリーダーシップを備えた人材を育成するとしている。またカリキュラムの特色としては、総合的な学習の時間に「かながわ次世代教養」という能動的な学習活動を取り入れている点が挙げられる。ここでは、「IT活用」としてロボット製作に取り組んだり、「英語コミュニケーション」としてイングリッシュキャンプやイギリスの姉妹校訪問等で実践英語を学んだり、「伝統文化・歴史」として相模人形芝居や寄木細工等に挑戦したりと、6年間を通じて様々なことを学ぶという。その他にも、「後期課程は単位制」や「ブランド製の制服」など、一般的な普通科の学校と比較すれば、当然のように多くの個性が浮かび上がってくる。
 そんな特色豊かな同校の人気は高く、県下全域から志願者が多く集まるため、例年倍率も高い。だが門戸は開かれており小学6年生ならば誰にでも機会はある。何よりも、公立ゆえ学費が私学の比ではない。興味のある保護者は学校HPで詳細を。この地域にある大きなチャンスをお見逃しなく。

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