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大磯町のアンチロコモ教室、全課程を修了 産官学の代表らが評価を発表

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 大磯町(中﨑久雄町長)、東海大学体育学部生涯スポーツ学科(中村 豊教授)、医療機器・材料メーカーのアルケア株式会社(鈴木輝重代表取締役社長)の3者が同町で昨年9月から開催していた産官学連携健康増進事業「おおいそアンチロコモ教室」の全課程が終了した。これを受けて19日には参加者らへの結果報告会が、23日には3者の代表者による記者説明会が行われた。
 「ロコモ」とは「ロコモティブ症候群」のことで運動機能の衰えや障害によって要介護になるリスクが高まる状態のこと。近年、医療技術の発達などにより平均寿命が延びる中、単に寿命を延ばすだけでなく、日常的に介護を必要とせず、自立した生活ができる「健康寿命」の延伸が目指されるようになっている。こういった背景を受け、高齢化が進む大磯町では、ロコモに抗する「アンチロコモ」事業を展開。特に今回の事業では下肢運動機能に特化した運動プログラムを組み、その効果を検証した。
 同教室は同社の測定器を使用した毎月の筋力測定に加えて、中村教授の研究室が考案した下肢特化形体操や日々の運動量の記録を繰り返す形で進められた。また、筋力測定時には健康講話を行うなど継続を促すような施策もとられ、結果として139人の参加希望者のうち85%以上の参加者が半年間のプログラムをやり遂げることに成功した。下肢運動機能についても、日本整形外科学会が策定したロコモ度テストのうち、2歩の距離から算出する2ステップテストでは50%以上、高さの違う台に座った状態からの立ち上がりをチェックするテストでは60%以上の参加者に能力の向上が見られた。さらに下肢筋力については80%以上の参加者が向上するなど、トータルで約90%の参加者が何らかの下肢機能の維持・向上を果たした。
 中村教授は「下肢筋力の増加に関して統計的優位さがでた」、鈴木社長は「ビジネスとしても社会に貢献できる新たな分野になりうる」と事業を評価。中﨑町長は「半年の取り組みで、持続的に100人を超える町民が自身の健康意識を高めたいというデータがとれた。町民のみなさんに幅広く展開するノウハウついて考えていきたい」と事業の継続に意欲を見せた。
【写真上】結果報告会の様子
【写真下】3者の代表による会見
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