バニューシネマパラダイス バニューシネマパラダイス:シーン46『ソロモンの偽証 前編・事件』 2015.03.27 Post Share Line この記事のタイトルとURLをコピーする 『ソロモンの偽証 前編・事件』(2015年/日本) 監督:成島出 脚本:真辺克彦 出演:藤野涼子/板垣瑞生/尾野真千子/黒木華/松重豊 他 シネプレックス平塚ほかにて上映中。 面白かった、と言い切ってしまうにはなにかが違う。学校という空間は、社会以上に秩序やルールに縛られた空間だ。そして、そこでは、ある力を持つものたちの独自のルールがまかり通り、時に出口のない地獄を形成してしまう。つい先日、現実に起きた川崎の中一学生リンチ殺人も、これと同様だ。誰もが知っているのに、真実を口にすればその秩序のなかでは生きていけないのだ。オーディションで選ばれた名もなき学生キャストたちの瑞々しさと緊張感が、豪華キャストを脇に回して最後まで作品を牽引していく。そのなかで、犯人として告発される男子生徒が、二人の女生徒をいじめるシーンの生々しさは、もし、自分が渦中にいたら、生半可なホラーよりはるかに恐ろしい現実だ。終映後、劇場の後ろの席にいた女子高生5人組が、「ちょっと、けっこう怖くない!?」とか「あの子よかったね」など、楽しく話しながら去っていく姿に、劇中や現実の事件とは違う少女たちの光をみて、なんだかホッとさせられた。 文とイラスト:竹内清人 1968年生まれ。映画宣伝を経て、『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。 現在、平塚の片隅(馬入あたり)で執筆活動をつづけている。 Post Share Line RSS feedly オーレベルマーレ2015:#733 J1に住むために 前の記事 七夕まつり彩る織り姫候補6人が出揃う 4/3(金)までネットで一般投票 次の記事
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