
昭和10年9月に「平塚第四尋常小学校」として開校し、今年、創立80周年を迎える平塚市立富士見小学校(石田美江子校長)で、昨年度より周年記念事業として進められてきた「ひまわり階段のリニューアル」が完了した。
同校の「ひまわり階段」とは高低差のある校舎エリアとグラウンドとの境界部に位置する石段の通称で、垂直面(蹴上面)およそ縦1m・東西約140mにわたり延々とひまわりのイラストが描かれているもの。この大規模な“壁画”は、10年前の創立70周年の際に記念事業として地域ぐるみで制作されたもので、校内では集合場所などのランドマークとしても使われるなどシンボル的な存在ともなっており、また、学校敷地外からも見えるため学区内の地域住民からも広く認知されてきた。ただ近年は経年による傷みが目立ってきており、同校では創立80年に合わせた記念事業として改修を企画。近隣住民にも参加を呼びかけ、昨年より地域ぐるみで塗り替え作業を実施してきた。そして先月の公民館まつりにおいて保護者や地域住民参加による仕上げ作業が行われ、全面リニューアルを終えた。
デザインには当然、すでに象徴化しているひまわりが採用された。「ひまわりというのは太陽に向かって伸びていくもので希望やあたたかさといった言葉が連想されます。富士見小のイメージに合った花なんです」と石田校長は言う。完成した壁画は、1年生から6年生まで学年ごとに制作された6種類と“元児童”である春日野中学校美術部によるイラスト、教員・保護者・地域住民参加によるものを加えて計8種類。完成にあたり吉野美江教頭は「すでに地域の方々からは『明るくなったね』との好評も頂いています。また、70周年の時もご協力してくれた方が今回も参加してノウハウを教えてくださったりと、地域との絆が一層深まったと感じています」と話していた。
児童が育てた、学校と地域を笑顔で繋ぐ花。富士見小の名物、階段のひまわりがまた、今年も大きく開花した。
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