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七夕のまちで生まれた、新たな合唱物語新作曲『星空のレジェンド~七夕に寄せて~』平塚合唱連盟が6月に発表

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 年に1度だけ、7月7日に会うことが許されているという織姫と彦星の物語。平塚市民のみならず多くの人が知っているであろうこの昔話だが、どれほどの人が正確にストーリーを語れるだろうか。そもそも“正確な”ストーリーなどあるのかどうか、という話である。もちろん古典としては存在していても、専門の研究者ではない我々が「底本」としてすぐに想起できる文献があるだろうか、という話。そうなると「なければ創る」となるのが筋だ。現在、6月の初公演に向け平塚合唱連盟(江川節弥理事長)で猛練習が行われている創作合唱物語『星空のレジェンド~七夕に寄せて~』も、そんな流れで誕生した。では、どんな話になったのか。
連盟創立20周年の記念事業として「七夕を主題とする曲を創作して公演を」というのが事の始まりだった。曲は劇音楽を得意とする作曲家・猪間道明氏が創作したものだが、シナリオと作詞は同連盟で長年合唱指揮を執ってきた顧問・大川五郎氏(78)が書き上げたもの。現在も同楽曲の合唱指導を務めている大川さんは市内在住。略歴としては、早稲田大学在学中より声楽を学び始め、三菱商事に入社してからは退職するまで合唱部で活躍、個人ではNHK主催の全国コンクールでクラシック部門の日本一に輝いたこともある。そんな作詞家・大川さんに、発表を前にして概要を教えてもらった。
合唱物語
オペラとは異なり演劇は行わず、ナレーションと合唱により物語が進められる『星空のレジェンド』。カンタータ(交声曲)やオラトリオ(聖譚曲)のような形式、と言っても分かりづらいので「合唱物語」と銘打ったという。さらに七夕の話とわかるように"七夕に寄せて"という副題も添えた。全体のメロディーとしてはクラシックとのことだが、「現代的であり、和音の進行も一般的ではなく、難しい。だから面白いし素晴らしい。普段から音楽を聴いている方には満足して頂ける曲です」と大川さんは言う。ではどんなストーリーなのか。
物語概要は
物語は13場面で構成され、全13曲が歌われる。序曲の星空をイメージした少年少女の合唱から始まり、地上の牛飼い・アルテオの前に天帝の娘・ヴェガが登場する。2人は恋に落ち「愛の二重奏」を歌い、ハッピーエンドと思いきや天帝の怒りに触れ、別れ、傷心と繋がっていく。アルテオは牛に乗り空を昇り天の宮殿へ。されど願い叶わず天の川で2人は引き離され、ヴェガには憤怒、復讐という感情が生まれ、祈りを続ける。その祈りが銀河を氾濫させ天帝も諦め、1年に1度だけ会うことが許され、大団円を迎える、という流れだ。フィナーレでは、ソロ、全合唱に、県立平塚中等教育学校のダンスチームも加わり賑やかに終わるという。
平塚のみならず
「天と地を行き来する荒唐無稽な場面もありますが、出会いや別れ、運命がテーマとなるおとぎ話です」と言う大川さん。シナリオ作りの際に意識したのは「ご当地ものは避ける」という点だ。その意図は「日本全国どこでも歌ってもらえるように」。だから地域の固有名詞を使用せず、普遍的な内容で作った。色々な場所で多くの人に歌って親しまれてほしいという願い。例えば七夕まつりが盛んな地で、そうでなくとも七夕の時期に。それには、まずは発信源となる地元平塚での初公演を成功させねばならない、という話である。
公演は6/27(土)平塚市中央公民館。チケットは前売1,800円、当日2,000円、ペア券3,000円、学生前売1,000円、学生当日1,200円。チケット又は企業協賛の問い合わせは事務局・西村さん☎34-0924へ。
湘南チャンネル(CATV002ch)「情報カフェ!湘南館ワイド」は4/6(月)まで放送中(12時~12時40分、19時~19時40分ほか)。
えとき(写真2):
合唱指導をする大川さん

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