地域密着・深掘り型メディア

ヘッドライン

市民センター周辺、今後どうなる?新たな方向性 公民館等を先行整備

0410 1面 見附台整備
 産業発展や文化向上に資するものとして、総工費2億4,350万円をかけ昭和37(1962)年に完成した「平塚市民センター」。1,400人を収容するホールを始め会議室や文化サロン、当初は結婚式場も併設されていたというが、すでに50年以上が経ち、近年その老朽化が懸念されていた。中でもホールについては、昨年度実施した耐震診断により地震で倒壊する危険性が高い部分が見つかり、客席上部の特定天井も耐震性能を満たしていないことが先月判明したため、今月より利用を停止した(ホール以外の会議室等は利用可)。これにあわせて市は先月、同センターを含む見附台周辺地区における整備方針の新たな方向性を発表した。
耐震診断では、同センターの建物全体で「地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性がある」とされ、ホールの一部では「危険性が高い」と診断された。これを受け市は危険性のある箇所の耐震補強及び現行法令の規定を満たしていないホール客席上部に位置する「特定天井」の全面改修を検討するとした。再開までの期間について担当課では「仮に今年度で実施計画や設計委託等の手続きを済ませ、来年度から改修工事を始めるとしても少なくとも2年はかかると思われます」と見る。そして耐震補強工事が完了すれば“利用再開”とされるが、「新文化センターを含む複合公共施設」も計画されていた『見附台周辺地区土地利用計画ー整備方針ー』(平成24年策定)との兼ね合いはどうなっているのか。
整備方針
 平塚駅からほど近く、同センターや崇善公民館、公園などが所在する約2.5haの公共用地である見附台周辺地区。公共施設の老朽化を踏まえ、同地区を将来的にまちの活性化へと繋がるエリアとして整備しようと平成17年度から市民参加による議論を重ね、平成24年に策定したのが同方針である。ここでは「PFI」(公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営ノウハウ等を活用して効率化を計る政策手法)の導入も検討されていたものの、結論までに至らず特に進捗が目立っていなかったのが現状だ。
 この方針の中で現在の見附台広場北側の位置に設置を予定しているのが「複合公共施設」であり、同施設に合築するとされているのが「新文化センター」「崇善公民館」「市民活動センター」等だ。だがここにきて新たな動きが見えてきた。それが、このたび市が示した「今後の方向性」である。
先行整備
 その中では「複合公共施設のスリム化など、事業費縮減を目的とした具体的な検討を進めていく」として、「崇善公民館は見附町駐車場(市民センター東側)を建設候補地に先行整備を行う」とされた。ここには「市民活動センター」の合築も検討されているという。もちろん、こちらも協議や実施設計、工事を踏まえると少なくとも2~3年はかかると見られている。
 つまりどういうことか。これまでは「市民センターや公民館、活動センターをセットにした複合施設を検討していた」が、話が進まず、一方で現状の施設の老朽化は進んでしまうので、まず先に「とても古い崇善公民館の建て替え」と同時に「活動センターも合築」する。そして費用縮減するため「市民センターの新築は保留で、耐震補強を施して使用していく」が、「いずれも少なくとも2、3年はかかる見込み」ということである。
ピンチはチャンス
 この度の市民センターホールの改修にあたり頭を悩ませていたのが、同ホールを会場に市民のための公演など様々な事業を主催してきた平塚市まちづくり財団文化事業課だった。だが同課では「使えない」という状況を活かし、劇団四季ミュージカル鑑賞バスツアーを企画。すでに入手困難となっている日本初上陸の『アラジン』S席120席を確保した。
 また11月の「湘南ひらつか吹奏楽フェスティバル」は、会場をひらつかサン・ライフアリーナへと移し、市民センターではできなかった演出も企画しているという。同課の木川課長は「会場が使えないのは仕方のないこと。どうせ会場を変えて開催するなら工夫して『毎年ここでやりたいね』と思われるような事業を提供していきます。どんな風になるか、自分も楽しみです」と話していた。今後は見附台地区と同時に同財団のイベントからも目が離せなくなるかも。
◇『アラジン』東京公演のチケットは4/10(金)から発売。往復バス、昼食、保険込みで大人12,500円、7,000円。問い合わせは同財団☎32-2237へ。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
編集部

編集部

WEB編集の管理人です

アウトドア/車/バイク/料理と趣味に追われる日々です。

  1. 第80回 日本選手権競輪GⅠ開催! 平塚競輪

  2. ゴールデンウィーク夜の部  〜昼のアクティビティーだけでなく……夜も楽しもう!〜

  3. THE ATHLETE ザ・アスリート

コメント

この記事へのコメントはありません。

RELATED

PAGE TOP