バニューシネマパラダイス バニューシネマパラダイス:シーン47『ソロモンの偽証 後編・裁判』 2015.04.17 Post Share Line この記事のタイトルとURLをコピーする 『ソロモンの偽証 後編・裁判』 (2015年/日本) 監督:成島出 脚本:真辺克彦 出演:藤野涼子/板垣瑞生/尾野真千子/黒木華/津川雅彦 他 シネプレックス平塚ほかにて上映中。 前編はひとえに、中学生が同級生の死をめぐり学校裁判を開くという、ともすれば漫画チックに陥りがちなアイディアを成立させるためにあったといっても過言ではない。そして、そこで積み立ててきた現役中学生たちのリアルな息づかいと緊張感が、今作にも漲っている。傍聴席に座るベテラン俳優陣を大向こうに、堂々たる佇まいで裁判という舞台を乗り切っていく若きキャストを見届けるだけでも、十分に見応えがある。と同時に、観客も含め、ここでの大人の役割は、証人であり、傍聴人であり、それはとりもなおさず、この社会を構成する人間としての責任と覚悟を問われる立場なのだ。裁かれているのは、殺人の嫌疑をかけられた少年でも、また自らを裁くためにこの裁判を仕掛けたもう一人の“真犯人”でもない。それを傍観するしかない大人たちだ。すべての審判を終えて校門を後にする少年、少女の姿には、自らの罪と向き合い、それでもこの世界で生きていく、覚悟と勇気に満ちあふれていた。 文とイラスト:竹内清人 1968年生まれ。映画宣伝を経て、『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。 現在、平塚の片隅(馬入あたり)で執筆活動をつづけている。 Post Share Line RSS feedly 湘南ウェディング専門学校が開校 「人に感謝される人を育てる学校に」 前の記事 源平とその周辺 第2部:第55回 第55回 先駆けをめぐって 次の記事
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