
県内に33カ所あり、平塚市内では唯一の「災害拠点病院」に指定される平塚市民病院(金井歳雄病院長)は22日、災害などの非常時に伴う職員の自動参集訓練と、DMAT隊の出動訓練を実施した。DMATとはDisaster Medical Assistance Teamの頭文字で、医師・看護師・業務調整員で構成される災害派遣医療チームのこと。
災害などの自動参集基準にあてはまる状況下では動員発令なしに職員が集まることが決められている同院。訓練では実際に自宅から徒歩・自転車などで病院へ向かうことにより、経路上の問題点の洗い出しが行われた。金井病院長は「経路に橋や高層ビルなどはないか、食料や水は得られるのか、様々な点に着目することで防災マインドを植え付けていきたい」と話していた。
同時に行われたDMAT隊出動訓練では、隊が専用車両に資機材を搬入し出動するまでをシュミレーションした。地域毎の救急医療体制だけでは対応できないような災害や事故など、非常時に派遣される同隊。県内では23病院がDMAT隊を組織しているが、現実的な取り組み意欲には差異があるという。金井病院長はこれについて「東日本大震災以降、DMATが注目を集めるようになったが、我々は専門の企画室を設けて、独自に取り組みを始めていた。やるべきことを自分たちで考えてやる、という熱意は負けない」と自信をのぞかせる。この日の訓練終了後も、関係者らは即座に問題点の解決へ検討を始めていた。
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