
神奈中インドアテニススクールに所属する中学2年生の小出涼音さんが、4月18日〜29日の間に開催された第64回神奈川県テニス選手権大会で優勝を果たした。同大会は同年代の選手のみが出場するジュニア大会などではなく、大学生や社会人など大人も出場する一般の大会。決勝では第1シードで大学生の下口あみる選手を破り、若い原石が輝きを放った。
小出さんとテニスとの出会いは小学校1年生の頃。小出さんは当時を「普通に楽しくてテニスをしていただけ」と振り返るが、小学校高学年になると徐々に全国大会などで成績を残すようになっていったという。今回、同大会へ出場したのは、スクールの藤代昌也コーチが「同世代の大会で勝てるようになってきたし、大人の大会でもどうかな」と考えたのがきっかけ。藤代コーチは今回の結果について「(周りが大人だらけで)開き直ったことで自分の力が100%出せたんでしょうね。ちょっと出来過ぎですが」と笑う。日頃の小出さんについては「あまり大きいことは言わないが内に秘めた闘志はすごい」と藤代コーチ。「辛い練習を自分からやる。できるようになるまでコートから離れない。持って生まれた運動能力は高いですが、小さい積み重ねを厭わない努力の子」と評する。小出さん本人は「活躍はしたいけどプロになれるわけじゃないし、大きくなってからもテニスが続けられればいい」とコーチの言う通り発言は控えめ。だが「試合には出続けたいし、出るなら勝ちたい」と闘志の片鱗を垣間見せる。
今回の優勝により、小出さんは全日本テニス選手権90th東日本大会への出場権を獲得。東日本大会は国内ランキング上位の選手も出場し、勝ち進めば全日本選手権への出場も。小出さんも藤代コーチも「(突破は)難しいかな」とはぐらかすが、負けるつもりは微塵もなく、静かに闘志を燃やしている。
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