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花は咲いているか知的障がい者の雇用を創出する平塚市「夢のタネ」

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 平塚市役所7階にある「ワークステーションひらつか 夢のタネ」。ここは知的障がい者の市民に”市の職員”(非常勤嘱託員)として働いてもらい、仕事のスキルや社会性を身に付けてもらうことで一般企業で働く”一般就労”へのステップアップを支援しようと今年2月、設置された場所。県内の自治体では初の試みではあったが、導入から約5カ月、仕事の正確性なども評価されてか現在では様々な部署から依頼が増え、仕事の幅を広げているという。そんな彼らの働きぶりにレンズを向けた。

 夢のタネとはそもそも、障がい者雇用の環境改善に想いを持つ職員ら有志でつくる勉強会から生まれたプロジェクトの名称で、このプロジェクトからはこれまでに「福祉ショップの庁舎内常設」が実現している。そして今年2月、さらなる「知的障がい者雇用」の創出を支援するものとして実現したのが「ワークステーションひらつか 夢のタネ」である。
働きぶり
 現在ここで働いているのは久保田彬さん(21)、新井郁弥さん(20)、池田飛鳥さん(19)、福田遥菜さん(18)の4人。福祉施設勤務経験者である末村明子さんをジョブコーチに文書のコピーやシュレッダー、書類や郵便物の封入作業、文書集配などを日々処理する。
 一般の作業所等では障がいの特性に応じた指示の出し方が必要な場合もあるとのことだが、彼らの仕事ぶりについて末村さんは「知的障がい者という枠でここで作業していますが、ここのみんなは特別な配慮をする必要もなく、普通の指示で理解できる」と評価する。
 そんな「仕事ができる」と評判の結果、今では仕事の幅も広がり、多種多様な依頼も増えたという。
勝利のバラ
 例えば、本館1階に設置されている湘南ベルマーレ・永木亮太キャプテンのパネル。実は最近、ベルマーレが勝利する毎に折り紙のバラが添えられていることをご存知だろうか。これはベルマーレをより盛り上げていこうと企画政策課が先月から始めた「勝利のバラ」というもので、このバラ作りと貼付作業を、同課から依頼を受けた彼らが担当しているのである。
 また、本館正面玄関前の仮設トイレ周りを華やかにしようと、庁舎管理課により今月から花壇が設置されたが、この設置作業に加え、日々の水やりについても同課から依頼を受け、夢のタネが担当することとなった。
次のステップへ
 末村さん曰く”同じ仕事を長く続けることができる根気のある”久保田さんは「仕事が厳しくても、食らいついて向き合って仕事をしています」。”好奇心旺盛でどんどん吸収している”という新井さんは「せっかく頼んでくれた仕事。しっかりやらないと次は来ない、というプロ意識が持てるようになった」。”時間に几帳面”な池田さんは「右手と左手で、違うことができるようになった」。”一番年下なのにしっかり者”の福田さんは「大変だけど、色々な課から仕事がくるのでやりがいあって楽しい」と全員が笑顔で語っていた。
 仕事を学び、できる仕事を着実に増やしていく夢のタネ。彼らは一歩一歩、最終目標である「一般企業への就職」へと近づいていく。
【写真3】:
勝利のバラを持つ「夢のタネ」スタッフの皆さん(左から)福田さん、新井さん、久保田さん、池田さん

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