
障がい者の就労を支援する平塚市内の事業所「ビーハピネス平塚」が、早ければこの秋にも、母子家庭・父子家庭をはじめ経済的に困難を抱える家庭に食品などを無償で提供する活動を始めようと、現在準備を進めている。
同事業所は、障がい者を雇用し、パソコンによるマーケティングやアクセサリーなどの製作・販売、内職といった仕事を通じて訓練を行うことで、企業等への就労を支援する施設。
今回始める活動は、食品メーカーや小売店等から、賞味期限間近の食品や規格外で販売できない商品などを無償で提供してもらい、平塚市内と周辺の経済的に困難を抱える家庭に配るもの。県内では「フードバンクかわさき」が同様の活動を行っているが、ビーハピネス平塚では障がいを持つ人たちが、提供された品物の仕分けや配送などを行う点が特徴だ。事業所を運営する特定非営利活動法人の沼田 健一代表は「障がいを持つ弱者であっても人を支えることができる」とこの活動の意義を話していた。
同事業所では、これから市内の企業を回って無償での食品等の提供を依頼する他、個人からの不要な食品、ミルク・紙おむつといった生活用品の寄付も受け付けるとのこと。
提供する品物は無償だが、活動には配送用の車やガソリン代、保管用の倉庫の賃料等の経費が必要になるという。
同事業所には、フードバンクかわさきから食料品やベビー用品の支援を受けていたという女性も、支援員として利用者と共に働いている。この女性は「毎日の食べ物に困っても、どこに相談していいか分からなかった。自分と同じような人を早く助けられたら」と語っていた。同事業所では、対象となる家庭をどうやって把握するかもこれから検討していきたいとしている。
問い合わせはビーハピネス平塚☎67-1500兼山さんまで。
【写真上】製作中のこぎん刺しのマット
【写真下】パソコンを利用したマーケティングを行う利用者

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