
町内にギャラリーが点在する大磯町。毎月、多くの人を集めるイベント「大磯市」では、その特徴を生かし、町を訪れる人をより増やそうと今月から、新企画「大磯サンデーアートウォーク」を本格的にスタートする。町内のギャラリーやカフェでは開催日(今月は15日)に合わせ、展示やワークショップなどを実施し、魅力あるスポット作りを目指す。
「大磯市」とは毎月第3日曜日に大磯港で開かれる朝市のこと。5年前に始まり、現在は約180店が出店、実行委によると毎月町内外から平均5,000人ほどが訪れるほどに成長したという。ただ、元々は町全体を「市」にして訪れる人を増やそうと始まったイベントだったが、現状は、多くの人が車で訪れ市を見るだけで帰ってしまい、町中の賑わいにはあまり繋がっていないという。そこで実行委では、町中にも見て回れるスポットがあれば、人の流れを呼び込めるのではないかと考えた。
大磯市との連携を呼びかけ
考えたのは、町内に点在するギャラリーを線で結ぶこと。実行委では「大磯サンデーアートウォーク」の事務局を立ち上げ、市に合わせて展示などを行ってもらうようギャラリーやカフェなどに呼びかけた。今年9月から試験的に始め、10月には8カ所で絵画やうつわの展示、ワークショップなどを行った。そして本格的スタートとなる今月は、参加するギャラリーの数がさらに増える予定だ。
またHPを設けて参加ギャラリーの情報をまとめ、当日の展示やイベントを、一度に見られるようにした。さらにカフェ・レストランを含めた参加会場を一覧できる地図も作成。事務局では「これを見た人に、『市の近くにギャラリーがあるから歩いて行ってみよう』とか、離れた場所でも『車で帰る途中に寄ってみよう』と思ってもらえたら、町中にも人が増えるのでは」と見込んでいる。
手応え
先月参加した「ギャラリーさざれ石」(同町大磯)では、今月も絵画展と年に1度のバザーを開催予定。運営する上村たか子さんは「町中で何かやっていれば、新しいお客様も寄ってくださるのでは。このイベントをみんなで楽しめたら良いですね」と話していた。
また「大磯アートハウス」(同町東小磯)では、来場者が選んだ本を朗読家が読む「朗読のワークショップ」を開催すると共に、抽象画の展示も。同ギャラリーの朝比奈賢さんは「同ウォークのHPを見て訪れてくれた人もいる。こうしたイベントを通して、アートを身近に感じる機会が増えるのではないか」と期待している。
さらなる賑わい創出となるか
事務局では今後、参加会場・店舗を30カ所程度まで増やしたいと考えている。同時に、これまで町内のギャラリーをまとめた地図が無かったことから、今回作成したHP上の地図を元にした印刷物も検討している。それをJR大磯駅前など町内で配付することで、インターネットが使えない人たちにも知ってもらいたいとしている。
港での市の後は、秋も深まって色づく樹々を眺めながらギャラリーを巡りアートを楽しむ。そんな休日の過ごし方を提案する「大磯サンデーアートウォーク」。「大磯市」と町内のギャラリーやカフェが線で繋がることで、この先、何が描かれるだろうか。詳細はHP(http://sundayartwalk.oisonewspaper.com/)で。
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