
大規模な地震の際、各地で同時に火災が発生したり建物の倒壊で道路が通行不能となったりして消防署や消防団による対応が困難な場合に備え、大磯町は先月、住民が利用できる消火用器具「スタンドパイプ」を町内各地区に配付した。
スタンドパイプは、道路上の消火栓に差し込んでホースを繋ぎ消火を行う器具。ホースの直径は40ミリで、従来から一部地域に配置されているホースよりも細く扱いやすいため、消火能力は落ちるものの女性や高齢者など体力の弱い人でも使えるというメリットがある。
町では28日、職員が運動公園で町内24地区の区長らに対して配付を始めた。受け取った人は「地震の際各地で火事が発生したら地域で対応する必要がある」と話していた。
また火災の予防がより重要なことから、町では避難の際にブレーカーを落とすことや家庭用消火器の準備も呼びかけている。
なお県が今年3月に発表した地震被害想定調査報告書によれば、大磯町では最大10カ所で出火し550棟が焼失すると想定されている。
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