
NHK大河ドラマの原作となった『天地人』で知られ、今年2月、急性すい炎のため58歳で他界した小説家の火坂雅志さん(本名=中川雅志)の納骨法要が7日、平塚市豊田打間木の慈眼寺で行われた。
上杉謙信の家臣・直江兼続を主人公とする同作品をはじめ、豊臣秀吉の側近の医師『全宗』や、織田信長の教育係であり後に参謀となった僧の『沢彦』など、あまりメジャーではなかった戦国時代の人物に光を当てた同氏。新潟市出身ではあったが、平塚市内の村井弦斎旧居跡近辺に在住し、弦斎の小説『食道楽』から発想した『美食探偵』も著している。さらに、平成16年に弦斎の墓が市内の慈眼寺に移されたことから、毎年7月に「弦斎忌」が行われるようになったが、この実行委員会の会長も第1回目から続けていた。こういった縁から、同じ慈眼寺に納骨されたという。
妻・洋子さんは「我々には子どもがいませんので、皆さんにお参りに来て頂ければ寂しくないということもあり、生前、火坂とは『もしもの時は慈眼寺さんも良いね』と話していたこともありました」と墓所選定の理由を話していた。
なお墓石には「天の恵 地の利 人の心」との文字が記された。参拝は自由。同寺の場所は、豊田打間木419。火坂さんのお墓は入って左、弦斎の2つ隣に建てられている。
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