地域密着・深掘り型メディア

ヘッドライン

「平塚中等」の教育力学校づくりの完成年度を迎え、研究成果を発表

1127 1面 写真2
 平成21年4月、県内初の「県立中高一貫校」として開校した平塚中等教育学校(鈴木 靖校長)。今年3月に第1期生の卒業生を送り出し、学校づくりの「完成年度」を迎えたとして今月21日、教育関係者らを対象にこれまでの取組の成果を報告する「教育課程研究発表大会」を実施した。初年度の卒業生が残した進路実績をはじめ様々な分野での成績もあってか今年の夏と秋に実施した学校説明会には、例年に比べ「約2割増」となる計4200人超の参加があったという。今週はそんな「小学生を持つ保護者にとっては、今、注目の平塚中等」にスポットを当てる。
 輝かしい進路実績、と一般的に解釈されるのは、まずその大学合格実績である。本紙においても今年3月時点で紹介したが、昨年度は、東京大をはじめ一橋大、東工大、横浜国大、筑波大、藝大、首都大など国公立大学に卒業生147人の30%が合格した。
 一方で「偏差値」だけでは測れない分野においても在校生を含め、躍進を見せる。例えばロボカップ世界大会や全国高校囲碁選手権、ダンスコンクール、全国物理コンテストなど。またテニスや弓道、クライミングといったスポーツにおいても力を発揮した。そんな彼らを育てる平塚中等とは、どんな学校なのか。
中等教育学校の特色
 そもそも中等教育学校とは何か。県内における「公立の中高一貫校」は現在6校あるが、それらは「中等教育学校」「併設型」「連携型」の3パターンに分けられる。
 附属中学校を併設する横浜市立南高校と川崎市立川崎高校は「併設型」とされ、既存の町立中学校と連携する県立愛川高校や、横浜国大と中高大の連携をとる県立光陵高校は「連携型」とされる。これらと「中等教育学校」が異なるのは、外部の中学校からの選抜を実施しない点である。これにより6年間で一体的な中高一貫教育が行われるのである。
 この形態をとる「中等教育学校」は、県内では平塚中等と、同年度に開校した県立相模原中等教育学校の2校のみ。ちなみに相模原中等の第1期生についても、東京大、京都大など約30%の割合で国公立大学への合格実績をあげている。
平塚中等の特色
 では、平塚中等の特色は。教育理念を3つのL(生きるLive、慈しむLove、学ぶLearn)とする同校が創立以来、育成する力の3つの柱としているのが「表現コミュニケーション力」「科学・論理的思考力」「社会生活実践力」である。これらを軸に「中等教育学校に適用される教育課程の基準の特例を活用し、幅広い教養と次世代を担う人材に必要な資質・能力を目指した学校づくりを展開してきた」という。また「6年間の計画的・継続的な教育活動により個性や創造性を伸ばし、豊かな人間性や社会性に加え、リーダーシップを育む教育を進めている」とのことだ。
 特に表現コミュニケーション力の育成に力を入れ、各教科の至る所では「教え合う」「伝え合う」といった活動が取り入れられている。また「毎朝の読書時間」や「英語の授業は英語で」など、生徒にとってはかなりハードと思われる学校生活だが、それらの教育活動は「目先の大学入試でも通用し、20年後の社会で活躍できる人材を育成」を目指すからこそ、である。
入学するには?
 ではどうすれば、そんな教育が実践されている平塚中等に入れるのか。それは、2月に実施される「適性検査・グループ活動による検査」に合格する必要がある。
 適性検査では先述の3つの力が問われ、グループ活動では自分の考えをまとめ、話し合う能力が求められる。そのほか調査書も選考基準の対象となる。なお受検者の競争率は、初年度は6倍を超えたが近年では5倍程度。但し今年度は説明会の参加者が例年より増えたため、受検者も同程度増えるのでは、と見られている。
 入学願書は随時、同校事務室で配布中とのこと。詳細については同校HPで確認を。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
編集部

編集部

WEB編集の管理人です

アウトドア/車/バイク/料理と趣味に追われる日々です。

  1. 軽EV特集!

  2. 防災特集 | 暮らしを守る防災ガイド

  3. ヒラボウ×湘南ジャーナル「防災食」ご購入のご案内

コメント

この記事へのコメントはありません。

RELATED

PAGE TOP