
大磯町と二宮町では、教育行政の根本的な方針となる「教育大綱」がこのほど策定された。
この「大綱」は、自治体の首長と教育委員会が連携することで、教育行政に対してより一層民意を反映させるため、今年4月に施行された「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」に基づいてまとめられたもの。
大磯町の大綱では、基本理念を「『いのち』『こころ』自らの可能性を求め、新しい時代を心豊かに生きる人づくり」とした。その上で基本目標を、「知力」「体力」に加え、伝え合い理解し合い相手を思いやる心に繋がる「共感力」を育むこととした。これは町長と教育委員が開いた「総合教育会議」において、全国でいじめ事件が相次ぐ中「子どもに何が必要か」を議論する上で出てきた考え方という。
また、基本方針では「『大磯らしい』美しい自然と由緒ある歴史・文化を大切にする教育をめざして取り組みます」と、町の特色を生かした教育を進めることをあげた。町では、大綱の理念をふまえ教育現場で様々な計画に活かしていきたいとしている。
一方二宮町では、大綱の基本理念を「町民一人ひとりの『まちづくりの力』、『地域の力』を活かした『共に学び共に育つ教育』を推進します」とし、地域の力により重点を置いた。そして基本方針に、人権を尊重する心と自ら考え生きる力を育てること、落ち着いた学習環境と未来を見据えた教育環境づくりを進めること、生涯学習の振興を進めることをあげた。このうち、教育環境づくりには地域の協力が不可欠として、さらなる連携に取り組むとしている。また、少子化が進む中、老朽化する教育施設のあり方について検討を進めることも盛り込まれた。
両町とも、大綱の対象期間は今年度から平成30年度までの4年間としている。
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