
湘南ひらつか七夕まつりの花、そして平塚の顔、「湘南ひらつか織り姫」の募集が今年も始まった。七夕まつりの実行委員会事務局では例年通り多くの応募を呼びかけているが、実際のところ応募人数はどう推移しているのだろうか。そこから読み取れる傾向や近年みられる特色などを事務局に聞いた。
この記事は湘南ケーブルテレビ局(SCN)との共同企画により制作しました。湘南チャンネル(CATV002ch)で放送中の「情報カフェ! 湘南館ワイド」では、現役織り姫の高橋香緒里さんに「織り姫の仕事の魅力」などを聞きました。今回の番組は2/1(月)まで放送中(12時~12時40分、19時~19時40分ほか)。
織り姫の歴史は浅く、平成16年からの10年ほど。それまでは「ミス七夕」として美人コンテストが実施されてきたが、ミスコンに対する批判といった社会の風潮を受け、当時主催者であった平塚市が役割や市民の期待などを総合的に検討し、既婚者も応募できる「織り姫コンテスト」へと変更された。
古くは倍賞千恵子さんや松坂慶子さんら松竹大船の若手女優が務めた「ミス七夕」の他にも「七夕の女王」や「七夕の星」といった枠のある時代もあった。昨今の七夕まつりより開催期間が長く、来場者数も今より200万人以上多い人出を記録していた華やかなりし頃、その辺りの記録から振り返ってみる。
応募人数は減少傾向
事務局に残されている記録の限りではミス七夕への応募人数の最大は平成4年(第42回)の279人。その年の前後には250人以上の応募もあるが、全体的には下降傾向にあり、平成10年代から100人を下回り始める。ミスコンから織り姫コンに変わった平成16年(54回)は93人だった。
そして時代は「コンテスト」から「セレクション」へと変わる。東日本大震災の影響で開催が危ぶまれた平成23年(第61回)の応募は64人。この年はコンテストは開催されず非公開の選考会が行われた。翌年以降はセレクションに変更され、インターネット投票を導入した平成25年(第63回)は50人。翌26年(第64回)は募集時期の変更がなされたこともあってか、過去最少の32人を記録している。
何が変わったか
昨年の応募人数は57人と回復したものの、大きな流れで見ると減少傾向にある。その要因は何か。事務局の1人は「もちろん一概には言えませんが、大きな要素として考えられるのが、そもそもの人口減少もあるのでは」とみる。その通り応募が多かった時代は、丁度「団塊ジュニア」が20歳を過ぎる頃であり、彼らがミスコン適齢期にあった時代である。また一方で「アイドル文化も多様化し『ミスコンのミス』が唯一至高の憧れの存在ではなくなってきたのかもしれません」といった意見もある。
この社会現象の原因について答えは見出せないが、少なくとも人材の変化は明らかにある。
魅力を発信できる人
今日実施されている織り姫セレクションは、単純に外見だけで選ばれるミスコンではない。そのため今までのミスコンでは受かるような女性であっても、織り姫セレクションでは通用しない。事務局は「七夕まつりをはじめとする平塚市の観光行事及び公的行事に出席し、本市のイメージアップに務めていただく、健康で明るく、教養豊かな女性」と募集しており、傾向としては「本当に平塚が好きで、平塚の魅力を広く発信できる人」が選ばれているという。特に今年度の織り姫は、プロレスラーであったりソプラノ歌手であったりと、結果的に情報発信に長けた人材が選ばれた。関係者は「求められる人材は、時代と共にに変わってきました。今後どうなっていくか楽しみですね」と話している。
今年はどんな織り姫が誕生するか。選考結果をお楽しみに。
第66回湘南ひらつか七夕まつり織り姫募集
◇締め切り=3/1(火)必着
◇資格=県内在住・在勤・在学で、18歳以上の女性(平成28年4月1日現在)。高校生または以前ミス七夕等に選出された人を除く(平成28年3月に高校卒業予定者は応募資格あり)
◇問い合わせ=事務局(平塚市商業観光課)☎︎35-8107
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