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小学生が対話しながらじっくり鑑賞 市美術館でボランティアと初の試み

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 小学生がボランティアと共にグループで対話しながら1つの作品を観る試み「対話による美術鑑賞」が19日、平塚市美術館で初めて行われた。
 同事業は、参加者が作品を観ながら考えたことを言葉にすることで、観察力や思考力、コミュニケーション力を育ててほしいと同館が去年から準備を進めてきたプログラム。この事業を実施するにあたっては対話を進行するボランティアが必要となるため、同館では去年9月から募集を始め、16人が第1期ボランティアとなった。
 「対話による美術鑑賞」、初回となった今回には市立城島小学校(吉野英子校長)の6年生37人が参加した。館内では現在「物語る絵」展が開催中で、児童は6人程度のグループに分かれて作品を観て回った。大和市などで既に同様のプログラムを行っているNPO法人「ARDA」からのボランティアが対話の進行役を務め、その問いかけに対して、子どもたちは絵の内容を読み取りながら、感じたことやその理由を話していた。島田章三の「はこぶね」を観たグループでは、1人が「背景は海ではないか」と指摘し、それを聞いて別の子どもが「人が乗っているのは舟かもしれない」と想像するなど、対話の中で絵のイメージを広げていた。その後は個人で鑑賞し、中には絵の前に座り込んでじっくりと眺める子どももいた。参加した児童の1人は「自分の思ったことを言えて楽しかった」と話していた。
 この事業をサポートしているARDAの三ツ木紀英代表理事は「このプログラムを受けた後では、絵を細かい所まで観るようになり作品の前での滞在時間が違う。そうした自立的に作品を鑑賞する人に育ってほしい」と事業の目的を話していた。
 同館では、来年度以降はさらに多くの学校とこうした事業を行いたいとしている。

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