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災害対策として、まずつながる今年で5年目の「ひらつな祭」 3/13(日)開催

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 東日本大震災直後にあたる平成23年度は、4,000万円を超えた。翌24年度は約800万円、その次年度は約370万円、その次は約100万円、そして震災から5年が経った現在、27年度(3/7時点)は約60万円と、減少傾向にある。この数字は何かと言うと、平塚市と災害時相互応援に関する協定を結ぶ「被災地・宮城県石巻市へ、市を通して寄付された義援金」の額だ。もちろん一つの目安にしか過ぎないが、この数字は募金やチャリティー事業などの被災地支援活動の実施例と密接な関係にあり、それらの活動が減少傾向にあることを示している。そんな中、震災直後から始まり今なお続けられ、年々内容や参加者が拡充しているイベントもある。それが「ひらつな祭」だ。
 平塚で繋がろう、をテーマにその名が付けられた「ひらつな祭」。日頃から市内で活動する防災関係の市民団体などでつくる「災害から未来を守る会」(能勢康孝代表)を実行委員会として、駅前の商店街を会場に毎年開催されているものである。今年で5回目を数える今や恒例モノとなったイベントではあるが、一体どんな内容か、ご存知だろうか。
学びと楽しみ
 会場には、起震車をはじめ防災意識を啓発する展示コーナー、災害時に役立つ知識が学べるワークショップ、また飲食店による防災食の販売や被災地の物産販売といったように、様々なブースが出店する。さらに会場内の特設ステージでは、ミュージシャンによるライブやよさこいの演舞が盛り上げる。言わばひらつな祭とは、「防災意識の啓発」と「被災地支援」をキーワードとするイベントである。ではなぜこれが誕生したのか。発端は、震災より少し前に遡る。
 代表の能勢さんが所属する「ナパサクラブ」(FM湘南ナパサの市民による放送ボランティア組織)では平成21年、同局開局15周年の際に「阪神・淡路大震災ではコミュニティ放送が活躍した。我々も何かしなくては」と、その当時より防災イベントを始めてきた。これが元となり、東日本大震災の直後に災害から未来を守る会が組織されたという。
楽しみから学びへ
 会では、防災講演会などを開催して啓発活動に努めてはいたが、「参加してくれる人たちは元々防災への意識が高く、すでにご自分で防災対策が実践できていたりするんです」と能勢さんは言う。「やらなきゃいけないと思っていてもなかなか手を付けられない人たちに働きかけをしたい。そういう想いで『ひらつな祭』を考えました」
 固いイメージだと集まり難いであろうと、できる限り明るいイメージに。当然「被災地支援」と「地元の防災力強化」は根底にある。その上で多くの人が来場しやすいようにと飲食店や物販、ステージ、子ども向け防災ゲームやスタンプラリーも用意した。そのように来場のハードルを下げることで、同祭は賑わい創出に成功し、回を重ねる毎に協力者は増え、内容を充実させてきた。
つながる大切さ
 最終的な目標は地域の絆づくりであり「平塚が繋がる」こと、だ。
 能勢さんは「防災講演で講師の先生方がよくお話しされていたのは『被災地で円滑な協力体制がとれていた地域は、お祭りが盛んな地域であった』ということ。つまり『地元の繋がりが普段から強いまち』が『災害に強いまち』なんですね」と語る。だから今後も、ひらつな祭はフェードアウトせず、確固たる意志で継続する。それは結果的に、地域の防災力強化へと直接繋がることになるのだから。
 それでも、あくまでもハードルは低く。「基本的には、このまちで楽しく暮らしていくために、会場で楽しみながら防災対策の大切さを感じてもらえたら、というイベントです。『ひらつな』で楽しんでもらって、少しでも『家族を守るために考えなきゃ』とか考えてもらえたら幸いです」と広く来場を呼びかけている。
ひらつな祭5
◇3/13(日)10時45分~16時◇紅谷パールロード商店街、紅谷 町まちかど広場
◇問=アートギャラリー能勢
 ☎21-0043
 (10時~17時、水曜定休)︎

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