
平塚市の河内川で清掃活動とあじさいの植樹を行ってきたボランティア団体「河内川あじさいの会」(石井 豊会長)が、20年以上に渡る取り組みを評価され「第26回コメリ緑資金」の助成団体に選ばれた。県内では初の事例とのことで、関係者は活動の励みになると喜んでいる。
この助成は、全国でホームセンターを展開する「コメリ」が、地域住民による公共的な緑化活動を全国から募って毎年売上の一部を寄贈するもの。今回は43都道府県の461件、県内では唯一同会が選ばれた。
河内川で最初に活動が始められたのは平成4年。昔は泳げるほどきれいだったという河内川が、昭和40年代ごろから不法投棄や水質の悪化でかなり汚れていたため、清掃活動と合わせてあじさいの植樹を行うことで、ごみを捨てられない川にしようと始めたという。
それから20年以上、会員は真夏以外は毎月、植樹と共に草取りや枝の剪定などの作業を行ってきた。今では川の土手約1.4㎞に渡って2000本ほどのあじさいが植えられている。川も清掃活動と共に下水道が整備されてきれいになり、同会の会員によるとウナギや鮎、カワセミも見られるようになったとのこと。
あじさいが見頃となる毎年6月には「河内川あじさいまつり」を他の団体と開催し、多くの人が訪れる催しとなった。また地域の小学生が参加する「生き物しらべ」も行っている。
同会では今回の助成金によって、草刈機や肥料、また新しく作った花壇に植える花などを購入する予定。
木村美江子副会長は「人との繋がりによって活動を続けられている。それを認めて頂いたのがうれしかった」と喜んでいる。ただ会員も高齢化し土手の急な斜面での草取りが危険な場合があるそうで、「今後は若い人にも入ってもらえたら」と期待している。
【写真上】(左から)同会の木村さん、熊澤さん、石井会長、平林さん
【写真下】毎年6月中旬になると約2000株のあじさいが花を咲かせる

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