
運動能力が低下し要介護になるリスクの高い状態「ロコモティブシンドローム」(ロコモ)。大磯町では、町と東海大学、医療機器・材料メーカーのアルケア株式会社(東京都墨田区)の三者の連携による、ロコモ予防のための「おおいそアンチロコモ教室」が昨年度に続いて開催され、今年度の結果報告会が17日に行われた。
昨年度は参加者を公募したが、比較的健康に対する意識の高い人が参加したケースが多かったという。このため今年度は、運動機能が低下した人や引きこもりがちの人にこそこうした教室に参加してほしいと、町の特定健診で、テストと足の筋力測定で足腰の運動能力を測る「ロコミル」を実施。その結果、日本整形外科学会の基準でロコモ要注意と判断された人に教室への参加を呼び掛け、そのうちの約30人と公募した人合わせて約90人が参加した。
教室は昨年9月から2月まで1カ月に1度開催。参加者は足の筋力を毎回測定し、それに応じた体操の指導を受けた後、自宅でその体操やウォーキングなどを続け手帳に記録してきた。
この日は、教室を実施した東海大学の中村 豊教授が、足の筋力や体力テストの半年間の数値の変化について、多くの項目で数値が改善したと報告。中村教授はこの教室の目的について「運動が重要だと理解してもらい、生活に組み込んでもらうこと」と話した。
教室に参加した男性は「これまで運動の習慣がなかったが、数字が出ると励みになる」と運動の効果が出たことを喜んでいた。
事業に参加するアルケアの担当者によれば、こうした特定健診の場を利用して、ロコモの度合いを評価し下肢に特化した運動指導まで行う自治体の事業は全国的にもほとんど例がないという。町では来年度も同様の事業を行う予定としている。
【写真上】17日の結果報告会
【写真下】運動指導の様子

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