
新生活をスタートさせる人も多い4月。彼らは新しい土地に関する情報をどう入手するだろうか。ここ平塚には、市内のより細かな地域別情報を集めた「地域密着!!ちいき情報局」というHPがある。この4月からは新しい地域も加わるなど広がりを見せている。
ちいき情報局とは、平塚市が管理し市内の連合自治会単位の地域が運営を行っているHP。従来、地域情報の周知は主に回覧板で行われていたが、最近は見ない人も増え、回覧板では不十分だとの声も自治会から上がっていたという。そこで市は、情報周知に加えコミュニティの活性化を図るため2010年12月、同HPを開設することにした。最初は3地域からのスタートだったが年々増え、現在では市内27地域のうち17地域が参加するようになった。
運営しているのは、各地域の自治会役員や公民館の他各種団体で作るボランティアの委員会。各地域のページでは、自治会など地域の団体が開くお祭りや子育てサロンを始めとした催し物の案内、桜の開花状況等地域の自然に関する情報、犯罪の発生報告などが掲載されている。
各地域の取り組み
数あるページの中でも月間閲覧数1400件以上と、このところトップを走ってきたのは、豊田地域による「歴史とロマンのふるさとひらつか豊田」。だが、運営委員会の並木和彦委員長は「世帯数や人口からすると、もっと増やさないといけない」と話す。特に若い住民に関心を持ってもらいたいと、模索しているところだという。
一方、この豊田地域に追い付こうと、最近熱心に活動しているのが田村地域の「わたしの田村」運営委員会だ。月間の閲覧数では豊田に次いで2位が続いていたため、市の「地域課題解決推進事業交付金」を受けて同ページを周知するチラシを作成した。去年11月から3回にわたって配布した結果、同月と今年2月の閲覧数は豊田を上回って1位となった。これを見て地域の子育てイベントに参加した人もいたとのことで、委員会のメンバー清水栄司さんは「閲覧数が増えることが励みになります」と喜んでいる。同時に「認知してもらったので、面白い記事を載せないといけない」と改めて責任を感じている。
そして、今月1日から加わった「湘南平のやまびこ」を運営する旭南地域。準備の中で他の地域のページを見ると、同じような課題を抱えて悩んでいたり、中には解決したりというケースもあって、「ちいき情報局」が大きく役に立ったという。このため委員会では、見る人の役に立つ情報を載せて閲覧数を増やそうと準備を進めてきた。ただそうした情報を集めるのは簡単ではない。運営委員会の黒木光鶴さんは「様々な機会に参加団体にこのページのねらいを説明し、意識を共有してもらって有益な情報を集めたい」と話している。
HP活性化に向けて
平塚市によれば、参加する地域の中には温度差があり、活発に取り組むところがある一方で、中には更新の回数が少なく閲覧数が伸び悩む地域もあるという。市では、そうしたところへのフォローアップを今後行っていきたいとしている。協働推進課の小峰直子課長代理は、様々な人が関わる地域では活動が順調であることから「いろんな人が協力する体制を作ることが必要ではないか」と指摘する。
拡大を続けるこの「情報局」。各地域の運営者たちはどう閲覧数を増やすか、頭を悩ませている。しかし、さらに活性化すれば、防犯や防災といった緊急性の高い情報を瞬時に共有でき、また住民間の繋がりが生まれるなどの効果が期待できる。使い方次第で利用価値はどんどん高まっていくので、まずは検索を。
http://hiratsuka.johokyoyu.net/
【写真TOP】
開局を喜ぶ旭南地域の運営委員
【写真下左から】
「わたしの田村」PR用チラシ/「歴史とロマンのふるさと ひらつか豊田」のページ
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