バニューシネマパラダイス バニューシネマパラダイス:シーン62『リリーのすべて』 2016.04.08 Post Share Line この記事のタイトルとURLをコピーする 『リリーのすべて』 監督:トム・フーパー 脚色:ルシンダ・コクソン 出演:エディ・レッドメイン/アリシア・ヴィキャンデル 他 TOHOシネマズ海老名ほか全国公開中。 リリー・エルベは、今から80年以上も前に初めて性別適合手術に臨んだ女性である。戸籍上の名はアイナー・ヴェイナーという。男性として生まれた彼女は、心と身体に違和感を覚えながらその思いを封印していた。画才に恵まれたアイナーは、同じく画家の妻ゲルダと芸術的感性で結ばれる。ある日、ゲルダが依頼されていた女性の肖像画の足のモデルをアイナーに頼んだことで、彼女が心の奥に閉じ込めていた思いを目覚めさせてしまう。ゲルダは人嫌いのアイナーを社交界のパーティーに誘い出すため、リリーという女性に変身させる。女性らしい仕種のレッスンを重ねる二人の姿は、秘密のデートのようでチャーミングだが、その間にもリリーは心と実態を獲得していく。結果、ゲルダは最愛の夫を失い、リリーという生涯の友を得る。ゲルダはけして不用意に行動したわけではない。彼女は最初から夫のフォルムに美を感じていたのだ。そんな彼女だからこそ、アイナーの中のリリーに気付き、その人生を受け止めることが出来たのだろう。これは夫婦愛の物語だ。 文とイラスト:竹内清人 1968年生まれ。映画宣伝を経て、『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。 現在、平塚の片隅(馬入あたり)で執筆活動をつづけている。 Post Share Line RSS feedly 次の湘南ひらつか織り姫が決定 デビューは7月7日、前夜祭で 前の記事 源平とその周辺 第2部:第75回 花の下(した)にて 次の記事
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