
もっちりしていて甘みがある、平塚生まれの水稲品種「はるみ」の栽培が今年も始まった。地元農家で組織し米づくりを請け負っている湘南ライスセンター株式会社(片倉喜禎代表取締役)では6日、田植え前に行われる播種(種まき)作業が行われた。
県内一の米どころ、平塚市内で現在生産されている米の主流品種は「キヌヒカリ」だが、来年以降、同品種の後継品種として全面的に生産の切り替えが行われていくのが、はるみである。
はるみはキヌヒカリとコシヒカリを交配して誕生した品種で、JA全農営農・技術センター(東八幡)で育種された平塚生まれ。名前は「湘南の晴れた海」に由来する。昨年度には県の奨励品種にも指定されたお墨付きのブランド米で、食味が良いと評価が高い。リピーター率も高く、はるみを求めにわざわざ市外から買いにくる人もいるとのことだが、これまでは試行段階であったため生産量が少なく、あまり世に出回らないことから一部では「幻の米」とも言われていた。そのように味の評判が高いことから、このたびJA湘南管内では、キヌヒカリからの全面切り替えを目指すこととなったという。但し「さっぱり系」のキヌヒカリを好む人や、相性の良い料理もあるかもしれないと、業務用米を提供するレストランなどの反応も見つつ生産量を調整していくとのこと。いずれにせよ、来年以降は「現・幻の米」が主力品種となり、キヌヒカリの生産が減少する。つまりどちらも「食べるなら今」と言える。
両品種とも、あさつゆ広場で販売中。キヌヒカリは精米4.5kgで1,550円(税込)、はるみは精米4.5kgで1,650円(税込)。問い合わせは同店☎59-8304へ。
【写真】6日、湘南ライスセンター(大島)で行われた播種作業
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