
子どもが木登りや木工など、普段行う機会の少ない遊びを外で楽しめるイベント「にのみや子ども自然塾」が昨年、二宮町で誕生した。今月で6回目を迎え、2回目以降は毎回参加者が200人を超えるなど人気を集めているという。この自然塾、どのようなイベントなのだろうか。
もともとは2年前、子どもがのびのび遊べる場が少ないと感じていた幼児の母親たち4、5人が中心となり、町内で「わんぱくはらっぱ」という冒険遊びの会を開いたことが始まり。多い時には300人以上の参加者を集めたが、小さな子どもを抱えながらの準備は大変で、中心となって活動していた母親は「あのままだと家事や育児に追われて衰退していたかもしれない」と言う。
それを耳にしたのが、町内の幼稚園で長い間勤務していた三宅栄子さん。以前から子どもが自由に遊ぶ場を作りたいと考えていたことから、子どものために活動してきた人などに声を掛け、昨年7月「にのみや子ども自然塾」を新しく立ち上げた。「はらっぱ」のメンバーも加わり、現在は赤ちゃん連れの母親から祖父母世代まで町内を中心に32人がスタッフとして参加している。「はらっぱ」のメンバーの1人、河合夕嘉さんは「スタッフが多いので、負担を感じずに楽しく活動している」と話す。
好きな遊びを存分に
そして昨年9月、東京大学二宮果樹園跡地を会場とする自然塾が初めて開催された。その後1〜2カ月に1度、昆虫観察、どろんこ遊び、たき火などの遊びを行ってきた。参加費は通常1人100円で、保険料や材料費などに充てられる。
6回目となった今月15日には260人が参加。会場には凧揚げ・竹馬などの昔遊びや段ボール遊び、木工、草木を使ったままごと、そのほか虫眼鏡で草むらの昆虫を観察するミクロハイクなど様々なコーナーが設けられた。
木工のコーナーでは、初参加という小学2年生の男の子が、自分でデザインを考えビー玉転がし作りに1時間以上没頭。釘を打つのに苦労し、見守り役のボランティア男性が錐で穴を開け手伝う姿も。男の子の母親は「家ではずっとゲームで、外で友だちと自由に遊ぶ機会が少ないのですが、今日はうれしそうです」と喜んでいた。
また、ままごとコーナーでは、男の子がそばで摘んだ草花を使い夢中でお料理ごっこ。一緒に遊んでいた母親は「すぐ触れる自然があるこういう場所は貴重です。子どもが集中して遊んでくれます」と笑顔を見せていた。
親子の遊びに繋げたい
スタッフの河合さんが「子どもと活動に参加することで、自分も自然の中で全身を使って遊ぶのが楽しいという気持ちに帰れる」と話すように、自然塾は子育ての原点に気づける機会ともなっている。
幼稚園教諭としての経験から、少子化の中で子どもと遊ぶことが減り、どうやって遊べばよいか分からないという親も多いと感じていた三宅さん。「ここで体験した遊びを他の場所でもやってみることで、親と子で遊ぶきっかけにしてほしい」と話していた。
次回は6月19日(日)10時から13時まで「冒険遊び場」(参加費1人100円、申し込み不要)、14時から15時30分まで「虫とあそぼう!」(1人300円、要申し込みで定員は親子30組、希望者が多い場合は抽選)が行われる。会場は東大果樹園跡地。詳細はhttp://blogs.yahoo.co.jp/kodomosizenを参照。
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