
湘南海岸公園の一部を道の駅として登録することを目指し、平成26年度から取り組みを進めてきた平塚市は先月25日、今後3年間で取り組む事項を明示した「方向性」(ひらつか海岸エリア 魅力アップチャレンジ)を発表した。今回策定された方向性では、まちづくりを進める対象エリアを「湘南海岸公園」「龍城ケ丘プール跡地」「ビーチパーク」「漁港周辺」「なぎさプロムナード」と5つのゾーンで分け、各所のコンセプトと共に具体案が示された。市は5ゾーン全体で道の駅的な機能を持たせ、魅力アップを図っていくとしている。
湘南海岸公園にカフェや売店
道の駅の候補地として検討されてきた同所のゾーンに設定されたコンセプトは「ビーチが間近の都会のオアシス」。カフェや公園広場でゆっくりと湘南の雰囲気を楽しむことができる場づくりと、ビーチパークとの一体感の創出を目指すとした。
具体案としては、カフェや売店設置等の検討、駐車場の拡充などが検討される。また市営プールについては、継続的な維持管理を行っていくとしている。
龍城ケ丘には津波避難機能も
平成25年に閉鎖して以降、廃墟と化していた同所のゾーンコンセプトは「『海』の絶景を楽しむ魅力ある立ち寄りゾーン」。国道134号利用者等が立ち寄って海の眺望やカフェを楽しむ場づくりや観光・イベントの情報発信、津波避難機能も持った安心・安全のスポットを目指すという。
具体案としては、造成のための安全対策研究や測量等基礎調査の実施、駐車場・トイレの整備検討、津波避難機能と情報発信機能を備えた建物の検討、ビーチパークを繋ぐボードウォークの整備検討が示された。
ビーチパークにBBQ場検討
「『湘南の海』の魅力を一年中楽しめるビーチスポーツゾーン」をコンセプトとするビーチパークの方向性には、海水浴だけでなくビーチスポーツや軽食を楽しむ場所、新港・龍城ケ丘プール跡地との一体感の創出、また、夏季だけでなくイベントの工夫等で通年の誘客を目指すことなどが挙げられた。
なお同ゾーンではバーベキュー場の設置が検討されているほか、津波避難施設の設置、軽食エリアの拡充等も検討される。
漁港周辺では波力発電も
コンセプトは「楽しい、美味しい港町」。魚を味わう、買う、漁業を体感する、新産業(波力発電関連分野)の創出などが方向性として示された同ゾーンでは、直売所等(6次産業化)の設置が検討されるほか、新港アクセス道路の整備、波力発電の実証実験が行われる。またソフト面では、漁業を活用した体験型イベント等も充実させていくとのこと。
なぎさプロムナードは景観維持
平塚駅南口から海へと続く道を指す同ゾーンは「潮風感じる海へのさんぽ道」がコンセプト。湘南らしい雰囲気(お洒落な店舗が立地するアーバンな空間、空が大きく広がる開放的な空間、松並木と街並みが調和した空間)を楽しめる場所を目指す。
また、プロムナードを歩く人に湘南の雰囲気を感じてもらい、海への通過点だけでなく目的地となるような魅力づくりや魅力の発信も目指すという。具体的には景観維持のほか、歩いて楽しい空間づくり(イベント)や店舗誘致も検討するという。
なお今回の方向性は、平成31年度までに取り組むとしているものであり、各整備事業の着工・竣工時期は未定である。各種問い合わせは企画政策部、産業振興部、都市整備部へ(代表☎︎23-1111)。
【写真TOP】
なぎさプロムナード
【写真左から】
湘南海岸公園/龍城ケ丘プール跡地/ビーチパーク
ヘッドライン
コメント