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イノシシ除けの柵を設置 地域と行政などが初めて連携

0127 2面イノシシ柵
 イノシシによる被害に悩んできた平塚市高根地区で、自治会と行政などが連携して侵入防止のための柵を設置しこのほど公開された。国の交付金を活用したもので、市内では初めての取り組みとなる。
 高麗山のふもとにある同地区では、10年ほど前からイノシシが出没するようになり、食料を求めて里芋やじゃがいもなどの畑の野菜を食べたり、住宅の庭を掘り返したりといった被害が相次いでいる。同地区はイノシシが生息する場所が住宅に近いため、不安を感じる住民も多いという。このため高根自治会では数年前から市に対策を行うよう要望してきた。
 そこで市では、JA湘南などと共に「平塚市有害鳥獣対策協議会」を組織。鳥獣被害防止対策のため国から交付された86万円あまりを使って資材を購入し、昨年11月から12月にかけ同協議会のメンバーと地域の住民、それに県の職員延べ100人あまりが作業に参加した。
 柵は高さ1mほどの金属の格子で、県の鳥獣対策専門員の助言のもと、山の斜面などに約800mにわたって設置された。掘り返して柵の下をくぐるのを防ぐため、地中30㎝まで埋め込まれている。地区内には以前から5カ所に箱わなが置かれており、柵でいのししを誘導して捕獲する。柵の設置後に1頭を捕獲しており、同自治会の逸見伸夫会長は「完全ではないと思うが、どの程度柵の効果が出るかしばらく様子を見たいと思います」と話していた。
 平塚市によれば、市内全域で捕獲されたイノシシの数は昨年度が27頭、今年度は12月26日時点で35頭。農作物への被害は10tあまり、108万円ほどだが、市では実際にはさらに多いと見ている。来年度は、農作物への被害が多い土屋・吉沢地区でも平塚市有害鳥獣対策協議会による柵の設置が検討されている。 

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