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バニューシネマパラダイス

バニューシネマパラダイス:シーン79『素晴らしきかな、人生』

映画0310
『素晴らしきかな、人生』(2016/アメリカ)
監督:デヴィッド・フランケル 脚本:アラン・ローブ
出演:ウィル・スミス/エドワード・ノートン/ケイト・ウィンスレット 他
シネプレックス平塚他にて公開中。
 ある話題作の開映時刻に間に合わず、たまたま時間があうのが本作だった。邦題がフランク・キャプラの名作とほぼ同じで、損をしている気がしたが、思わぬ拾い物であった。舞台はクリスマス間近のNY。ウィル・スミス演じる広告代理店のやり手経営者が、6歳の娘の死から2年も立ち直れずにいた。会社の存続を危ぶんだ共同経営者のエドワード・ノートン、部下のケイト・ウィンスレットとマイケル・ペーニャが、スミスが広告と人生の三原則だという「愛」、「時間」、「死」を具現化した存在を、三人の無名の役者に演じさせて、スミスの目を覚まさせようと画策する…。スミスばかりでなく、役者たちと行動を共にする、ノートン、ウィンスレット、ペーニャもまた「愛」、「時間」、「死」に関わる問題を抱え、役者たちに救われていく。最後には、スミスの意外な真相も明かされ、それぞれが人生の新たな一歩を踏み出していく。哲学的な主題を、絶妙な人物配置と寓話性で97分で語ってみせる手際もお見事。その後に観た話題作より本作をオススメする!
kiyoto01
文とイラスト:竹内清人
1968年生まれ。映画宣伝を経て、『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。現在、平塚の片隅(馬入あたり)で執筆活動をつづけている。オリジナル小説『躍る六悪人』全国書店にて絶賛発売中!
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