二宮町で栽培が進められているオリーブ。町の新たな特産品にしようと、その葉を煎じたお茶がこのほど発売された。
4年前から町内の約30軒が栽培に取り組んでいるオリーブは、生では食べられないため加工して商品化し付加価値を高める必要がある。二宮町商工会では1軒の生産者が生産するオリーブオイルを「二宮ブランド」に認定して周知を図ってきたが、さらに商品化の幅を広げようと、昨年から生産者と連携。昨年11月の町の「ふるさとまつり」などイベントでお茶の試飲を行い、アンケートを取ったところ好評だったという。そこで本格的に販売を検討し、商品化第一弾の新漬けに続いて、第二弾としてお茶が24日に発売された。
剪定した枝から葉を摘んだのは、町内の障がい者就労支援施設「カンナカンナ」の利用者とボランティア。手作業で1枚1枚摘んだ葉を生のまま、お茶どころ静岡県の業者で焙煎した。オリーブ生産者でお茶の販売元の松木秀雄さんは、これまでは焼却して処分してきた葉をお茶に活用することで少しでも収入を上げ、「生産者の増加につなげられたら」と期待する。夏頃には、別の生産者が葉を乾燥させてから焙煎するタイプのお茶も発売する予定。
町商工会では、今後町内のカフェやレストランでオリーブ茶を出してもらえるようにと働きかけている。同会事務局長の渡邉康司さんは「二宮に行けばお茶が飲める、お土産に買える、畑も見学できるという風に、オリーブが新たな特産品として普及が進めばと考えている。さらに生産者と商工会、それに福祉とが連携することで、町の活性化につなげたい」と話している。
◇2gのティーバッグ7袋入り500円(税込み)。販売場所=にの屋(町観光協会駅前案内所内)、株式会社田邊の特産品直売所の2カ所。問い合わせ=町商工会☎71-1082
写真=町観光協会提供/カンナカンナでの葉摘み作業

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