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動画作りをきっかけに町活性化へ大磯町石神台地区の日常を町HPで公開

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 大磯町の石神台地区の魅力を紹介する動画が作成され、今月9日から町のHPで公開されている。地区の暮らしを伝えるモデル動画として、町の委託を受け住民と協力しながら学生が撮影した。自然に囲まれ町並みも美しいものの、町内一の高齢化に悩む同地区。そこにもっと新しい住民を呼び込みたいとの思いが動画作りに繋がった。
 町のPRなどのためすでに紹介動画を14本制作している大磯町。より住民に近い視点から暮らしを伝えようと、地区にスポットを当てたモデル動画を作ることになった。そこで、町内の区長連絡協議会で会長を務める石神台の尾白佳隆区長(64)に話を持ちかけたところ、ぜひにと応えたという。
 その理由について尾白さんは、「若い子育て世代を誘致して地域を活性化したい」と語る。開発から30数年。子どもたちは成長して家を離れ、働き盛りだった親世代は多くが65歳を超えて、高齢の夫婦や1人暮らしの世帯が多くを占めるようになってきた。高齢化率は50%を超え町内一。空き家もここ数年で増え、町内の730軒のうち40軒ほどあるという。
 その一方、自治会活動は活発で子どもぐるみで参加出来る行事も多い。また防犯団体「石神台ガーディアン」が、パトロールをはじめ様々な活動に取り組み空き巣や車上荒らしの被害を激減させるなど、地域を上げて住みやすいまちづくりに力を入れている。そうした特色を動画を通じて理解してもらえば、若い世代が移ってきてくれるのではと尾白さんらは考えた。
学生と役員が協力して
 作成にあたったのは、県立大磯高等学校SF研究部の卒業生による団体「SF-ken」で、これまでにも町の紹介動画を数本作ってきた。監督の大学2年生、志田小鼓音さん(22)らは内容について石神台自治会の役員らと打ち合わせを重ね、1年間にわたり行事などを撮影した。
 そして出来上がったのが約4分半の『ほっとする町 石神台』。芋掘り、ハロウィンなどの行事に幅広い世代の住民が参加し交流する様子や、「最近引っ越してきたが、皆さん親切で楽しく過ごしている」といった子育て世代の声も紹介されている。またガーディアンのメンバーも安全な町であるとアピールするほか、志田さんが住民おすすめのスポットで撮ったカットも盛り込んだ。
 9日には、自治会の役員会で完成した動画を披露。自らも出演した高木敏宏さん(51)は、「ハロウィンで子どもの生き生きとした姿を見たりガーディアンの活動を知った」と、地域のよさを改めて感じた様子だった。区長の尾白さんは、動画で「落ち着いたのどかな雰囲気が伝わる」と話しつつ「町にもう少し活気がほしい。これがそのスタートラインになれば」と期待する。
広がりを期待
 町では、各地区にもそれぞれ魅力的なイベントがあるので、こうした方法があることを知ってもらい取り組みが広がっていけばと話している。動画作りで外部への発信ができるのはもちろんのこと、住み手がその地域の良さを再認識するきっかけになることで、活性化のため動く人材を増やすことにも役立つのではないだろうか。
『ほっとする町 石神台』は大磯町のHPで公開中。
【写真TOP】
役員会でのお披露目
【写真下】
『ほっとする町 石神台』より/同地区からの眺め/撮影時の様子(SF-ken小澤大輔さん提供)

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