図書館をより身近な存在に感じてもらい利用増につなげようと、中学生を対象とする見学会と懇談会が二宮町図書館で18日に開かれた。
これは昨年から始まったもので今年で2回目。同図書館では年間の貸出件数が10年前と比べ3分の2になるなど利用が年々減少する中、利用者を増やす方策を検討している。そこでフリースペースで学習するためラディアンを訪れる多くの中高生に、中にある図書館も居場所として使ってもらえるよう、生の意見を聞こうと開催された。
今年は、町内の中学校の図書委員など1年から3年までの6人が参加した。まず館内を案内してもらい、普段は入れない書庫や、町にゆかりのある作家の著書など地域資料が展示されているコーナーを見学した。
続く懇談会では、まず各自のお薦めの本を紹介した後、どうすれば図書館がより利用しやすくなるかを話し合った。特に2階のティーンズコーナーについて様々な要望が相次ぎ、壁に向かって机と椅子が置かれているが、「友達と一緒に『こんな本が面白いよ』と話せるよう椅子を配置してほしい」といった意見や、コーナーが奥まった場所にあるため「ここにあると一目で分かりやすくしては」「本の表紙を出して並べてあると、興味が湧いて手に取りやすい」といった声が上がった。
また、アニメや映画などの映像をきっかけに原作に興味を持つという生徒も多かったことから、「1階の“こどものほんコーナー”に来る子に向けて2階に映像作品の原作があると表示をしてはどうか」との提案も。 この他にも「調べ物をする際に、どんな本で調べるとよいか相談できたら」との意見には、相談員が「こどものほんコーナー」で調べ物や本探しを手伝う(夏休み期間中は毎日実施)ことを館員が説明した。
参加した新井友葉さん(二宮中3年)は「自分にとっては、目的もなくふらっと来て、気軽に本を手に取れる場が図書館。本を読める環境を作れば読んでもらえると思います」と話していた。
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