秋の夜長、鈴虫の声と共に琴の演奏を楽しむ集いが9日、平塚市日向岡の箏曲家・増渕陽子さん(76)宅で行われた。幼少の頃から鈴虫を飼うのが好きだった増渕さん。昨年飼育した虫の卵から今年6月に大量の幼虫が生まれたため、そのうち約600匹を地域の人らに配ったのだという。
この日は、それを譲り受けた人など20人ほどが参加。まず『荒城の月』などを琴の伴奏で合唱した後、増渕さんが250年ほど前に作られた古典曲『ほととぎす』を演奏した。会場には増渕さんが飼っている1000匹以上にもなる鈴虫の一部が運び込まれ、参加した人たちは琴の音色と涼やかな鈴虫のハーモニーを楽しんだ。増渕さんは「このあたりはあちこちで鳴き声が聞こえます。貴重な虫を大事にしたい」と話していた。
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