保護者が仕事などで不在の小学生に対し適切な生活の場で遊びを主とした健全な育成活動を行う「放課後児童クラブ」。その一つ岡崎学童保育会が10日、市立岡崎小学校の校内へ移転した。
放課後児童クラブは学童保育とも呼ばれ、市内には現在39のクラブがある。市では社会福祉法人や保護者会などに運営を委託。今年4月現在1年生から6年生までの1647人が放課後や長期休暇に利用し、その32%が1年生である。
クラブの施設は今年4月時点で、ほぼ半数にあたる19カ所が民間の借家を利用。その他は小学校の余裕教室7カ所、小学校そばに市が建設した専用施設4カ所、市役所分庁舎3カ所、私立こども園1カ所、民間保育園3カ所、民間幼稚園2カ所となっている。
市では児童の安心安全な居場所の確保を目指し、民間の借家を利用する放課後児童クラブについて、条件を満たす場合に校内への移設を進めており、昨年度までに6校に7つのクラブが移設された。
今年度は、施設が老朽化したり子どもが増えて手狭になったりしていた岡崎学童保育会と神田相模学童クラブについて、市がそれぞれ岡崎と神田の各小学校へ移設するため整備を実施。岡崎学童が使う部屋は畳敷きになり、児童が体調を崩した際の静養スペースとして区切るためのカーテンレールが取り付けられた。移転で受け入れ人数が増え、3人いた待機児童も解消された。なお神田相模学童は来年4月から移転する。
市内のクラブのうち6学童で作る平塚市学童保育連絡協議会の伊藤千華会長は「市が建設する専用施設が一番望ましいが、予算や土地確保などの面で難しい中、耐震性もあり安全な学校内移設への働きかけに感謝している。ただクラブは子どもたちの生活の場であることを思うと、今までできていた過ごし方が同じようにできるのか、地域とのつながりが減るのではないかなど子どもの生活が制限されるのではないかとの心配もある。そうした課題の解決には、各学童が学校や地域、市とコミュニケーションをとって進めていく必要があるため、より良い学童保育の実現に向けて一緒に考えていきたい」と話している。
【写真】岡崎小学校内の岡崎学童保育会の部屋
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