平塚市南原の諏訪神社で、氏子や地元の住民らが集まり創建300年を記念する式典が6月3日(日)に開催される。
同神社は享保元年(1716年)に創立されたと伝わり、以来氏神様として親しまれてきた。現在はお祭りのほか盆踊りや節分など地域の行事にも使われている。その節目の年を祝うため記念事業を行おうと、昨年2月に氏子や自治会関係者ら42人で実行委員会を立ち上げた。
委員会では、式典に合わせて記念事業の実施も検討。境内にそびえるクスノキの保全と参道の改修、さらに記念冊子の発行などに取り組むことになった。その費用を集めるため、1軒ずつ回り事業を説明して住民や企業から寄付を募ったところ、予想以上の金額が寄せられた。
クスノキについては、樹木医も交えて保全の方法を検討したが、そばの擁壁が崩れて倒れる危険があることから昨年8月にやむなく伐採した。南原で生まれ育った実行委員長の小林好隆さん(74)は「諏訪神社と言えばこのクスノキでしたから断腸の思いでした」と振り返る。
また記念冊子は、委員が歴史について調べ始めたところ、専属の宮司がおらず、社殿も関東大震災で全壊した後再建したが第二次世界大戦の際の平塚空襲で全焼。資料がきちんと残されていなかったため、副委員長の石黒孝幸さん(67)は「調査が大変だった」という。それでも、江戸時代の地図や地域の旧家に残る資料が見つかったり平塚市博物館の学芸員から協力を受けて、地域の移り変わりや昔の生活の様子などが少しずつ分かってきた。このため、当初の計画より大幅に増え32ページとなった。並行して、地元の市立南原小学校の児童から神社の思い出を綴った作文を募集し、それも合わせて今年夏頃に発行する予定という。
小林さんは、地域の人にこの神社がどのようにしてできたのかその歴史を学んでもらい「神社を好きになってもらって地域の中心的な場所として感じてほしい」と願っている。
◇諏訪神社創建300年記念祭式典・祝賀会
6月3日(日)式典11時~・祝賀会12時~問い合わせ=石黒さん☎︎090−9323-7784
えとき)(左から)実行委員会の嶋崎さん、小林さん、石黒さん
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