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知っていますか? 世界の目標「SDGs」  平塚YEGがゲームなど通し学ぶ

0921 2面 YEG平塚商工会議所青年部(古木紳一郎会長)は11日、9月定例会として2030 SDGs公認ファシリテターの河上伸之輔さんを招いての講演会「『知るは力なり』〜見えない価値が世界を変える〜」を開催した。およそ80人ほどの参加者は、講演やSDGsに関するカードゲームなどを通して新たな価値観への理解を深めた。
 この日のテーマであるSDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことで、2015年9月の国連サミットで採択された2016年から2030年までの国際目標のこと。17の大きな目標と、それを達成するための具体的な169のターゲットから構成され、発展途上国だけ、先進国だけではなく国連加盟国193カ国が全体で取り組む普遍的なものとして日本も積極的に取り組んでいる。神奈川県は国が選定した全国で29の「SDGs未来都市」と、中でも特に先導的な取り組みである10の「自治体SDGsモデル事業」の両方に選定されている。
 17の目標に目を向けると、まず「貧困を無くそう」や「飢餓をゼロに」といった途上国向けの支援がある。次に「産業と技術革新の基盤をつくろう」や「つくる責任つかう責任」といった先進国にも関係のある話題があらわれる。さらには「気候変動に具体的な対策を」や「平和と公正をすべての人に」といったより包括的な目標がでてくる。スケールは大きいがSDGsを元に経団連が行動憲章を改定するなど国内の関心も高まっており「中小企業にとっても中長期的な経営戦略の核にすることが求められている」と河上さんは話す。
 2000年代に成人を迎えた「ミレニアル世代」は価格や機能性よりもデザインやストーリーに、高い給料よりもやりがいになど、今までとは違う価値観を持つのだという。かつての日本では売り手良し・買い手良し・世間良しの「三方良し」を理想としていたが「これがまさにSDGsの考え方」と河上さんは話す。SDGsをビジネスに落とし込んで考えると、自社の利益だけを追求する欧米型経営からの脱却と、「三方良し」の日本型経営への回帰が求められており、中小企業の経営者に対しても「片手間で慈善事業を行う時代からビジネスの本流の中で社会性を向上させるような方針へ」と訴えた。参加者らも身近な具体例を出されたことでSDGsの求めるものに近づけたようで「自社でも取り入れられるか考えてみたい」などの声が上がっていた。

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