台風によって延期された試合は、その代替日も大雨となった。先月26日、現在首位の川崎を迎えての1戦は、天候の影響もあってか勝ち点1を分け合う結果に終わった。試合開始前から降り続いた雨の影響は小さくはなかっただろう。ぬかるんだピッチに難しい判断も増えたとは思う。それでも湘南は湘南らしく90分を戦い抜いて、勝ち点1を積み上げることができた。83分、相手にPKを献上した際はさすがに重い空気も流れたが、この日幾度となくピンチを救ってきた湘南の守護神はゴールラインを割らせることなく試合を終わらせた。この日の雨に、勝ち点の差をいくらか縮めるだけの意味があったとすれば僥倖だったかもしれない。続く戦いは晴天の舗装道路ではなくぬかるんだあぜ道。一歩一歩は小さくとも着実に前に進み残留を目指す。
引き分けの結果に満足はできない。だがこの勝ち点が意味を持つ日は来る。
TEXT:名久井啓祐(本紙編集部) PHOTO:湘南ベルマーレ

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