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諏訪神社創建300年記念誌が完成 地元に残る資料で歴史を知る

1012 2面 諏訪神社記念誌平塚市南原の諏訪神社が創建から300年を迎え、氏子らが地域に残る資料などを元に神社や地域の歴史を記念誌にまとめた。
 享保元年(1716年)に創立されたと伝わる同神社。創建300年を記念する事業を行うべく、昨年2月に氏子や自治会関係者ら42人で実行委員会を立ち上げた。
 委員たちは、昨年5月ごろから記念誌作成のための調査を開始。しかし専属の宮司がおらず、社殿も関東大震災と平塚空襲のため2度失われ、古い資料が残されていなかった。それでも、府川家など地域の旧家に保管されていた神社に関する記録などを発見し、平塚市博物館の学芸員の協力を受けながら読み解いて、年代別の主な出来事をまとめた。
 また同博物館に寄託されていた村絵図を調べ、地域の歴史に大きく関わる金目川の流路の変化など江戸後期以降に地域がどのように変遷してきたかを説明している。例大祭など行事の写真も多く掲載されており、地域の氏神様として親しまれていることが伝わってくる。
 加えて、地元・南原小学校の児童から「諏訪神社のおもいで」をテーマに作文を募集。1~6年生(昨年度)の39人による作文を「小学生感想文集」にまとめた。
 今月1日には委員3人が同小学校を訪れ、完成した記念誌と文集を寄贈した。寺澤 稔校長は「とても貴重な資料。写真も多く、地域の歴史に関する調べ学習に活用したい」と話した。
 作成にあたった委員の嶋崎捷夫さんは「家を建て替えると古い資料は処分される。世代交代が進む中で(資料入手のタイミングが)ギリギリだった」と振り返った。
 実行委員会ではこの記念誌を南原地区全世帯に配布しており、荒川敬之さんは「皆さんに見てもらって地域への愛着を持ってもらえたら」と話している。市内の図書館と公民館にも配布する予定という。
【写真上】(左から)委員の石黒さん、荒川さん、嶋崎さんと寺澤校長
【写真下】諏訪神社参道の石畳も記念事業で改修された
1012 2面 諏訪神社

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