東京五輪に向けて平塚市で事前キャンプを行うリトアニア共和国のオリンピック選手団が2日から14日まで、パラリンピック選手団が9日から15日まで、テストキャンプのため平塚市を訪れた。期間中には同国のサウリウス・スクヴェルネリス首相も来訪。「日本はアジアで1番のパートナー。(事前キャンプやそれまでの交流が)互いを理解する機会になる」と友好関係のさらなる発展に期待を寄せた。
10日にShonan BMW スタジアム平塚で行われた交流イベントには、市内の小学生ら約550人が参加した。選手団のメンバーらは、綱引きや玉入れ、大縄跳びなどの競技で子どもたちと交流。晴天にも恵まれ、言葉は通じないながらも一緒に写真を撮るなどしながら大いに交流を楽しんでいる様子だった。歓待を受けたスクヴェルネリス首相は「スポーツほど人々を結びつけるものはない。リトアニアに素晴らしい環境を作ってくれて感謝している。人々の心を震わせるアスリートの存在を誇りに思う」と挨拶。初めての平塚について「これ以上ない大歓迎に感動した。姉妹都市化や経済交流など、色々な可能性がある」と満足感を見せた。
選手らもまた市内各地で様々な交流を行った。13日には総合体育館プールで競泳選手らによるスポーツ教室を実施。2016年世界短水路選手権の男子100m自由形で1位となったシモナス・ビリス選手(24)や、2012年ロンドン五輪女子100m平泳ぎで金メダルを獲得し、平泳ぎの世界記録を持つルタ・メイルタイテー選手(21)など世界最高峰のアスリートが市内の小学生らに直接指導をした。ビリス選手が「言葉の壁はあったが皆フレンドリーで温かかった」とにこやかに話すと、メイルタイテー選手も「食事も美味しく交流も楽しかった。文化の違いはあるがそれを知ることも興味深かった」と滞在を振り返った。平塚のトレーニング環境については「全部がよかった。日本人の親切さに感謝している」と声を揃えつつも、身長196cmのビリス選手は「頭をぶつけることがあってそれが不便かな」と冗談も交えながらリラックスした様子で話してくれた。2年後に向けては、選手同士の交流の加速などに期待を寄せていた。
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