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高橋なおみのはみだし取材
JR平塚駅での鉄道災害対応訓練を見て

[訓練の想定]

JR東海道線下り乗客約150人の車両が、須馬踏切から侵入したトラックと衝突しトラックは出火炎上。平塚駅社員による消火活動にも鎮火せず、消防部隊と鉄道会社が協力し消火・救助活動を行なう想定で、JR平塚駅、平塚市消防署ら総勢約100名参加の大規模な訓練が実施されました。令和4年10月26日実施。

事故現場さながらの緊張感

初めて取材に参加する私は、ヘルメットの装着すら消防隊員の方に手伝ってもらう始末。皆さんの優しさに触れ、和やかだった現場は、訓練開始ともに一変、実際の事故現場さながらの緊張感に包まれました。  驚いたのは、乗客役の隊員の方が苦痛に顔を歪めながら完全に怪我人に成り切っていたこと。消防隊員の方の「大丈夫ですよ。今外に出られますからね」と気遣いながらも迅速な救助活動を目の当たりにし、思わず訓練だということを忘れそうになる私。

職員と乗客の関係に感動

乗客役として参加していた平塚盲学校の全盲の先生が、消防隊員の方により無事救出され不安定な線路上を歩いて避難する場面では、若いJR職員の方が肩を貸しながら丁寧に誘導する姿に、平塚盲学校の最寄駅ならではの頼もしさを感じました。  平塚駅駅長の「訓練は失敗も大事。訓練そのものがゴールではない」という言葉と、誰一人、気を抜くことない様子は素晴らしく、安全は当たり前ではなく、こうした大勢の人々の日々の努力があってこそだと頭が下がる思いと、少しの遅延に苛ついてしまう自分を反省するのでした。

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