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CULTURE

知ればもっと面白い七夕まつり[湘南ひらつか七夕まつり]

写真提供:(一社)平塚市観光協会

街最大の文化祭はじまる

もっと知りたい平塚七夕のこと

短冊に願いを託し、色鮮やかな飾りが風に揺れる。平塚の街が一年で最も華やぐ3日間が、今年も訪れます。その美しい景色の奥には、70年以上にわたって受け継がれてきた歴史と、街の歩みがあります。一方で、来場者数や経済効果、時代とともに変化する七夕飾りなど、あまり知られていない物語も少なくありません。数字やエピソード、小さな豆知識を手がかりに、平塚七夕まつりの魅力をあらためてたどってみましょう。

ひらつかデジタルアーカイブより


なぜ七夕まつりだったのか

戦後の平塚は空襲で市街地の大半が焼失し、復興への希望が求められていました。そこで着目したのが、豪華な吹き流しで知られる仙台七夕まつり。その華やかさに平塚らしい自由な発想を加え、昭和26年(1951年)に第1回平塚七夕まつりが開催されました。
人々の願いを短冊に託す七夕文化と、「街を元気にしたい」という想いが重なり、多くの市民が参加する一大イベントへと発展。商店街が育んできたこの祭りは、今では湘南の夏を代表する風物詩となりました

ひらつかデジタルアーカイブより


独自に進化した平塚の七夕まつり

日本有数の七夕まつりに数えられる平塚七夕まつり。その最大の魅力は、市民・商店街・企業がつくり上げる「街ぐるみの文化祭」のような一体感。仙台が歴史と伝統、一宮が織物文化を背景とするのに対し、平塚は戦後復興と商店街活性化を目的に誕生しました。大型飾りには時代の話題や世相が映し出され、七夕おどりなど参加型イベントも充実。商店街全体が舞台となり、活気あふれる七夕まつりとして親しまれています。

ひらつかデジタルアーカイブより


平塚七夕まつりの大きな特徴は、「その年の世相を映す七夕飾り」です。商店街ごとに趣向を凝らし、その時代を象徴する人物やキャラクターを大型飾りに取り入れてきました。今年はどんな飾りがみられるかも楽しみのひとつです。

※各種公表資料をもとに編集部作成

年代別 大型飾りの傾向

まちを動かす七夕パワー!
経済効果はどれくらい?

湘南ひらつか七夕まつりには毎年100万人を超える来場者が訪れ飲食や買い物、交通、宿泊など幅広い消費を生み出しています。近年の調査では、その観光消費額は約25億円に上るとされ、地域経済を支える一大イベントとして大きな役割を果たしています。七夕まつりは、文化行事であると同時に、平塚の商業と観光を支える「街のエンジン」ともいえる存在です。

年代別 来場者推移

平塚七夕まつりの来場者数は、高度経済成長とともに増加し、1993年には過去最高の361万人(5日間開催)を記録。その後は開催期間の短縮(現在は3日間)や安全対策などにより変化したものの、現在も100万人を超える来場者を集め、湘南を代表する一大イベントとして親しまれています。

七夕飾り

中心商店街を彩る大型飾りや市民飾りは約100本。それに加え、幼稚園児や小学生による子ども飾りなども掲出され、まち全体が七夕の装いに包まれます。

屋台出店数

屋台は2025年にコロナ禍以降初めて路上出店が復活し、約100店が並びました。

開催予算

会場設営や警備、交通規制、清掃、イベント運営など。
七夕飾りの製作費は商店街や企業、団体などが個別に負担し、費用はさらに大きな規模となります。

 湘南ひらつか七夕まつりに欠かせない「七夕おどり」。軽快なリズムに合わせて踊るこの踊りは、長年にわたり市民に親しまれてきました。そのルーツは昭和27年(1952年)に誕生した「七夕音頭」にさかのぼり、昭和45年(1970年)まつり20周年を記念して、現在の「七夕おどり」が制作されました。世代を超えて受け継がれる平塚の夏の風物詩です。
 「見るより聞くより踊るもの」。その言葉のとおり踊りの輪に加われば、七夕まつりの楽しさをもっと身近に感じられるはず。今年はぜひ、一緒に踊ってみませんか?

振り付けは左右反転しています


前に進みながら下から前に、3度手拍子をする。

右手を前に出し、左手は二の腕に添えながら、左足を前へ、左手を横に流す。右・左・右と早足で3歩進みながら左手の動作を繰り返す。右手も同様に繰り返す。

前進しながら腕を体の正面で一回転させ、右前でキメ。左側にも同様に動かす。

進みながら額の前で両手をハの字にひらひらと動かす。右手のひらを最初に前に出し計4回。

左腰の下に手を落とし、頭上で大きく弧を描く。足は3歩前進し4拍目でそろえて爪先を立てる。


2026.7.3(金)10:30〜 会場/湘南スターモール

湘南スターモールを彩る大型七夕飾りの下で、多彩な参加者が踊りながら練り歩く恒例パレード。湘南ひらつか織り姫や園児、児童、企業、民踊団体などが参加し、まつりを華やかに盛り上げます。


子どもの頃の七夕まつりは、一年に一度の待ちに待ったビッグイベント。色鮮やかな七夕飾りや屋台はもちろん、見せ物小屋やお化け屋敷など、その日だけの特別な楽しみが街中にあふれていました。なかでも印象的なのが「亀すくい」。甲羅に貼られたお札をすくえれば、そのままもらえるという遊びに、お小遣いを増やそうと夢中になった子どもたちも多かったはず。今では見かけなくなった、どこか懐かしい七夕まつりの思い出です。

ひらつかデジタルアーカイブより


七夕まつり100年へ橋渡し

平塚市商店街連合会 会長 常盤 卓嗣さん

 湘南ひらつか七夕まつりは、戦争で荒廃した平塚の復興を願い、1950年に「平塚復興まつり」として先輩方の努力によって開催されました。これが今日の七夕まつりの礎となっています。翌年には仙台七夕まつりを参考に「平塚七夕まつり」が誕生。初回から10万人を超える来場者を迎え、戦後復興のシンボルとして大きな役割を果たしました。その後、平塚駅前商店街を中心に市内へと広がり、日本有数の七夕イベントへと成長し、今日に至っています。近年は、新型コロナウイルスの流行により中止を余儀なくされた年もありました。しかし、官民が一体となって知恵を出し合い、新たな形の七夕まつりを開催することができました。現在では再び100万人を超える来場者を迎え、「平塚と言えば七夕」というブランドを築いています。一方で、中心市街地では後継者不足などにより、飾りの掲出が難しくなっている商店も増えています。そうした中、市内の団体や企業の皆さまの力もお借りしながら、にぎわいづくりを進めています。私たちは、先人たちが築いてきた努力と知恵をしっかり受け継ぎ、次世代へと続く新しい七夕まつりをつくっていかなければなりません。多くの方々の声に耳を傾けながら、来場者が「また来たい」、そして「平塚で商売をしてみたい」と思えるような七夕まつりを、皆さまと力を合わせて創り上げていきたいと思います。


 七夕まつりを彩った竹は、役目を終えると順次撤去されます。しかし、そのまま処分されるだけではありません。近年は竹あかりやアート作品、地域イベントの装飾などに再活用されるほか、数量限定で市民に配布されています。七夕飾りを支えた竹は、まつりの後も地域の暮らしの中で新たな役割を担い、資源を大切にする取り組みとして受け継がれています。
 また、皆さんの願いが込められた短冊の一部は、平塚八幡宮に集められ、「七夕短冊焼納祭」でお祓いを受けた後、お焚き上げされます。祭りの賑わいが終わった後、人々の願いは静かに天へと届けられていきます。


七夕おどり千人パレード

織り姫も一緒に踊ります!
3日(金)10:30〜
会場/湘南スターモール

平塚ローカルグルメエリア

平塚ゆかりのキッチンカーが大集合!
3日(金)9:30〜19:30
4日(土)9:30〜19:30
5日(日)9:30〜18:30
会場/見附台公園

七夕ステージ2026

毎年盛り上がる七夕ステージ!
3日(金) 16:00〜17:00
4日(土)  9:00〜18:30
5日(日)  9:00〜17:00
会場/ひらしん平塚文化芸術ホール

詳しい情報は公式HPへ
https://tanabata-hiratsuka.com

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