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夏は海! 自然の魅力と自然の脅威 安全に海を楽しもう

湘南の夏と言えば、海! 思わずテンションが上がります。
だからこそ、安全に楽しい夏を満喫するためには、
海に潜む危険やリスクを知り、安全対策を理解しておくことが大切です。

海や川でのレジャーが楽しい季節ですが、その一方で水難事故は決して他人事ではありません。神奈川県は、水難事故発生件数が全国ワースト3位。2025年のゴールデンウィーク(4月26日~5月6日)と夏期(6月1日~8月31日)を対象とした水難事故実態調査では、269人という結果が示されました。さらに全国では、年間約800人が水難事故により死亡・行方不明となっています。水辺のレジャーを安全に楽しむためにも、事故を防ぐための知識と備えが欠かせません。

海開きを迎えると、海水浴場では利用者が安全に楽しめるよう、さまざまな安全対策が実施されます。監視員やライフセーバーが配置されるほか、旗の色で海の安全状況や危険度を確認でき、その日の波や潮の状況に応じて遊泳区域も適切に管理されます。海水浴場を利用する際は、旗の表示や監視員・ライフセーバーの指示に従い、安全に海を楽しみましょう。

海開き
サザンビーチちがさき海水浴場    2026.7/4〜8/31
湘南ベルマーレひらつかビーチパーク 2026.7/18〜8/31

海開き期間外の磯遊びや遊泳は、監視員やライフセーバーがいないため、
海の状況を事前に確認し、十分注意して楽しみましょう。

穏やかに見えても、危険はすぐそばに!
急に足がつかなくなったり、流れが速くなったり、風で沖へ流されたり、高波にのまれたりと、海ではさまざまな危険が起こることがあります。
日々海の状態は変わります。変化とその要因を知っておくことで、トラブルを未然に防ぎ、安全に海を楽しみましょう。

風と波

波は風によって発生し、風がやんだ後も「うねり」となって遠くから伝わってきます。特に湘南では、北風の影響で沖へ流されやすくなるため、海水浴やマリンスポーツを楽しむ際は十分な注意が必要です。

潮汐(満ち引き)

月や太陽の引力によって、1日に約2回、海面が昇降します。特に大潮の時期は干満の差が大きく、流れが速くなり注意が必要です。潮見表・潮汐表(タイドグラフ)を確認して状況を把握しましょう。

潮流

離岸流や河口流などの潮流は水難事故の原因になりやすいです。離岸流は、岸から沖へ向かう強い流れで、気づかないうちに沖へ流されてしまいます。また、河口付近では、淡水と海水の流れがぶつかり合い、複雑な潮流が発生します。潮の流れは見た目では分かりにくいため、事前に情報を確認し、安全に行動することが大切です。

離岸流に流されたときの対処法覚えておこう!潮流の特徴
・あわてず、岸に向かって泳がない。
・流れに対して横方向に泳ぎ、離岸流から脱出する。
・脱出できたら、岸に向かって泳ぐ。
・困ったときは、助けを呼ぶ。
● 離岸流:岸から沖へ向かう強い流れ。幅は10~30m程度。
波の弱い所や、泡や濁りが沖に向かっている場所に発生しやすい。
● 河口流:河口付近では、淡水が海に流れ込むことで、表層と底層で流れの向きが異なることがある。

海中地形

波や潮の流れ、台風や地震などの影響で、海底の地形は少しずつ変化しています。岩や砂の位置が変わることで潮の流れも変わり、昨年は安全だった場所でも今年は危険になっていることがあります。「去年と同じ海」と思い込まず、その日の海の状況を確認しましょう。

同じ湘南の海でも、海岸によって地形や波、潮の流れは異なります。特徴を知ることが、安全に海を楽しむ第一歩です。

海や川では、思いがけない波や流れ、転倒など、予期せぬ事故が起こることがあります。ライフジャケットは浮力を確保し、万が一のときに命を守るための大切な備えです。年齢や泳力にかかわらず、正しく着用しましょう。

波打ち際から急に深くなるため、長年遊泳禁止の海岸でしたが、2002年に消波テトラポットが設置され、遊泳可能となりました。しかし、急に水深が深くなったり、離岸流・相模川河口付近の高波など注意が必要です。

1. 遊泳可能でも急に深くなる場所あり
2. テトラポット周辺の離岸流・引き込みの発生
3. 相模川河口周辺の高波


海岸侵食対策により、離岸流の発生などに注意が必要です。漁場やマリンスポーツ、遊泳エリアが重なる海域もあるため、安全に配慮しましょう。烏帽子岩周辺では岩場よる怪我にも注意です。
※烏帽子岩までの游泳は禁止

1. 離岸流などの発生
2. 漁場、マリンスポーツエリアへの安全配慮
3. 烏帽子岩周辺の岩場による怪我など

楽しい夏のレジャーも、準備不足では思わぬトラブルにつながることがあります。海や川へ出かける前に、家族みんなで持ち物をチェック。子どもの年齢や目的に合わせて必要なアイテムをそろえ、安全に夏を楽しみましょう。

ビーチサンダル、マリンシューズの着用
真夏の砂浜は高温になります。やけどを防ぐためにも、ビーチサンダルやマリンシューズを着用しましょう。

熱中症・過度な日焼け(やけど)対策
夏の海辺は日差しが非常に強く、熱中症や日焼けによるやけどの危険があります。ラッシュガードを着用し、テントやパラソルで日陰を確保するほか、こまめに日焼け止めを塗って対策しましょう。

□ ラッシュガードの着用
□ テント・パラソル
□ 日焼け止め

ライフジャケットの着用・装着
子どもはもちろん、大人もライフジャケットの着用がおすすめです。水辺のレジャーでは、万が一に備えて命を守る準備をしましょう。

こまめな水分・塩分補給と休憩
海辺は日差しや照り返しが強く、気づかないうちに体内の水分や塩分が失われます。のどが渇く前から、こまめな水分・塩分補給と休憩を心がけましょう。

海にはクラゲをはじめ、注意が必要な海洋生物がいます。肌の露出を減らし、万が一に備えて対策用品も準備しておくと安心です。

□ ラッシュガードの着用
□ クラゲ対策ローション
□ クラゲに刺されたとき用の軟膏など
※薬の使用については自己責任の範囲になります。

青い輪模様が特徴のヒョウモンダコは、小さくても強い毒を持つ危険な生き物です。見つけても近づいたり触ったりせず、その場を離れましょう。

「津波フラッグ」は、津波警報や大津波警報、津波注意報が発表されたことを知らせる旗です。
海水浴場などでは、2020年6月からこの旗を使って津波情報を伝えています。波の音や風で放送が聞こえにくい人や、耳の不自由な人にも危険を知らせることができます。海や海岸で津波フラッグを見かけたら、すぐに海から上がり、高い場所へ避難しましょう。

監視活動や救助活動だけでなく、海について学ぶ機会の提供や人命救助の普及、ジュニア育成などにも取り組んでいるライフセービングクラブ。茅ヶ崎や平塚でも活動が行なわれています。

▶︎今回の記事の協力
湘南ひらつかライフセービングクラブ

ライフセービングクラブでは、楽しく遊びながら海のこと、自然のことを学べる活動をしています。夏本番前に、まず体験してみてはいかがでしょうか?
写真/ジュニア指導者 奈良部 真弓さん

活動内容/ビーチクリーンやビーチラン、ライフジャケットを使ったり、波と遊ぶなど
活動日/第2・第4日曜日
時間/9:00〜12:00 【月謝制】 
連絡先 hirapper@hotmail.co.jp

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