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インタビュー

湘南ベルマーレを支える人々

[インタビュー]
株式会社湘南ベルマーレ 代表取締役社長 雲出 哲也 

「信じてくれた人たちに、
結果で応えたい。湘南を一つに」

湘南ベルマーレの営業最前線で地域と向き合ってきた雲出氏が、今年3月社長に就任した。長年のパートナー企業が経営参画する新体制、そして「秋春制」へ移行する歴史的節目の中、J2からの再出発に挑む雲出社長の覚悟と地域への思いを訊いた。

不安を払拭する「覚悟」のメッセージ

 就任の打診を受けた当時について、雲出社長はこう振り返る。
「最初に感じたのは、大きなプレッシャーでした。でも、J2降格やトップ人事の変更があり、『自分たちの好きなベルマーレが変わってしまうのではないか』という地域やパートナーの皆さんの不安の声と顔が浮かび、僕が『やりますから』と言って街を歩くこと。それが、これまでのベルマーレを大切にするという、一番分かりやすいメッセージになると思ったんです」
 就任から5か月が過ぎた。
「プレッシャーはあります。でも、社長経験のある坂本紘司や理解者がそばにいる。さらに、さまざまな経験や知見を持つ取締役が集まっています。足りないところは知恵を借りながら学び、責任を持って歩んでいけばいい。いい意味で神輿を担いでもらっていると思っています」

「復帰」ではなく「挑戦者としての昇格」

 今季最大の目標はJ1昇格だ。
「8年間J1で戦えたのは、毎年積み重ねてきたものがあったからです。一方で、降格も単年ではなく、さまざまな経年疲労の結果だと思っています。今年は、新たな体制でクラブがもう一度成長するための大事な一年です。昇格を逃せば、チームをつくり直さなければならないかもしれない。だからこそ、今年がチャンスなんです」
 キャンプを視察し、その思いはさらに強くなったという。
「この選手たち、長澤監督、スタッフとなら一つの塊となって戦える。『昇格を目指す』と公言できるだけの力があります。今、ベルマーレはJ2クラブです。その立場を謙虚に受け止め、挑戦者として戦っていきます」

「育成力」を未来へつなぐ

 雲出社長がクラブ最大の強みとして挙げるのが「育成力」だ。
「ベルマーレの最大の力は、コーチや選手達が変わっても、長年にわたって世界へ素晴らしい選手を送り続けてきた「育成力」です。それは決して当たり前にできることではありません」
 新たに整備された「SB-CAMPUS」は、クラブの未来への大切な拠点であり、育成は利益優先ではなく計画的に投資すべきものだという。
「スクール、アカデミー、トップチームを一本の線でつなぐ。その育成力がクラブ運営を支える一つの基盤になります」
 「2026 Jユースカップ第32回Jリーグユース選手権大会」では湘南ベルマーレU-18が準優勝を果たした。
「ユースがベルマーレらしい魂こもった素晴らしい試合を見せてくれ、とても感動しました。今度はトップチームがピッチで力を示す番です」

地域とともに、なくてはならない存在へ

 最後に、クラブが目指す姿について尋ねた。
「『お前がやるなら応援するよ』と背中を押してくださったパートナーやサポーターの皆さんには、必ず結果で応えたいと思っています。『ベルマーレはそこにあるよ』『ベルマーレに聞いてみなよ』と自然に言っていただける、地域にとって身近で、なくてはならない存在であり続けたいです」 そして誇れるクラブに。


株式会社アマダ 広報室長  株式会社湘南ベルマーレ 取締役  石川 英一

J2開幕へ
「知恵を持ち寄り、
 クラブの未来をつくる。」

 湘南ベルマーレとの出会いは、今から約6年前。当時の営業担当の方とのご縁がきっかけでした。もともとアマダは地域貢献やスポーツ支援に力を入れており、社内にも熱心なベルマーレファンがたくさんいます。「地域に根差す企業として、ベルマーレを支えたい」そんな思いから、私たちはパートナー企業としてクラブとともに歩んできました。
 そして今回、パートナーという立場を超えて株主となり、さらには取締役として経営の一端を担うことになりました。本当に身の引き締まる思いです。今回の新体制では、多様な業界から複数の企業が株主として参画し、それぞれの経営ノウハウや経験を持ち寄ります。多角的な視点で議論を重ねることで、クラブは新しいステージへ成長できるはずです。お互いの強みを生かし合いながら、持続的に発展できるクラブの土台を作っていきたいと考えています。
 私が感じる湘南ベルマーレの一番の魅力は、「若い選手を育てる力」です。潤沢な資金力などに頼るのではなく、泥臭く、一人ひとりの選手をしっかり育て上げ、J1や世界の舞台へと羽ばたかせていく。この優れた育成力こそが、ベルマーレの持つ大きな価値ではないでしょうか。 地域に愛されるクラブとしてのアイデンティティを大切にし、選手たちが安心して上を目指せる環境を整えること。そして、スポンサー、サポーター、地域の皆さんとともに前進していくこと。皆さんとともに、さらに愛されるクラブへ成長していけるよう、私も全力を尽くしてまいります。

株式会社アマダは、伊勢原市に本社を置く、世界トップクラスの総合加工機メーカーです。「お客さまとともに発展する」を理念に掲げ、高度なモノづくり技術で国内外の産業を支えています。


株式会社湘南ベルマーレ 事業本部長 渋谷 剛

開幕、一日まるごと、湘南ベルマーレ!

 湘南ベルマーレのホームゲームの楽しみは、サッカー観戦だけではありません。試合開始前からスタジアムへ足を運び、一日を通して楽しめる場所にしたい。そんな思いで、私たちはホームゲームづくりに取り組んでいます。レモンガススタジアム平塚がある平塚市総合公園の環境を生かし、毎試合20台を超える湘南グルメのキッチンカーや、季節やテーマに合わせたイベントを開催しています。
 8月15日(土)のホーム開幕・モンテディオ山形戦では、「ポケモンJリーグフェス」を開催。ピカチュウとクラブパートナーポケモン「エンペルト」をデザインしたEVO BAGの来場者プレゼントをはじめ、ハーフタイムの花火など、多彩な企画でホーム開幕戦を盛り上げます。
 私たちが目指すのは、試合を「観る」だけでなく、スタジアム全体で感動を共有できる一日です。ゴールが決まった瞬間の歓喜や、最後まで選手を後押しする一体感は、スタジアムならではの特別な体験です。その特別な空間をつくっているのは、どんな時もクラブを支えてくださるサポーターの皆さんです。心から感謝しています。その応援が選手の力となり、クラブを前へ進める原動力です。これからも「また来たい」「また応援したい」と思っていただけるホームゲームを目指します。ぜひスタジアムで、湘南ベルマーレならではの一日をお楽しみください。

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